雑感

ファッション誌

2-3日に一度書店を訪れる。立ち寄るコーナーは決まって「ファッション誌」「料理本」のコーナー。時間があればカメラ雑誌も見る

今日はその中でも「ファッション誌」について話したい

最近、雑誌が売れないというけど、ファッション誌は善戦していて、書店の一番良い場所に平積みされている。部数も10万部超えがたくさんあって、広告ページも多く、都内で取材大歓迎のショップやブランドなどを紹介ことが多いので経費もかからない

付録のない雑誌だと1000円ほどで売られているので、競争は厳しいだろうけど、広告料収入も多く、そこそこ採算は成り立っているのだ

六本木のけやき坂通りにある
「スターバックス コーヒー 六本木 蔦屋書店」
では日本はもちろん世界中のファッション誌も置いてあるのでよく行く

僕は表紙を「うむうむ」とうなずきながら丹念に見る。5誌あると2人くらいは撮ったことのある芸能人が表紙を飾る
「僕も結構撮っているなぁ」
などと少し悦に入りながら、たぶん書店の人から見たら「変なおじさん」のように見えていることだろう

表紙を見ると、撮り方やファッションも流行があり、ごくごく最近は青系の服がはやっている。髪型もきっちり整えるのではなく、僕が「アホ毛」と呼ぶ、ちょっと髪の一部を毛羽立たせるのがトレンドだ

撮り方も、正面からやさしいディフューズ光を当て、ほうれい線や涙袋を目立たせないのが好まれる。「ほっこり系」のモデルが多いので、こんなライティングになるのだろう。もし、「できる女性系」のモデルがはやりなら、斜光線で陰影をつけたライティングが主流になる

でも、手前みそになるけど、半分くらいは「下手な撮影だなぁ」と思い、「うまいなぁ」と感じるのは一握りしかいない。ピントは正確に、色被りなく、光をしっかりいれるのが僕のスタイル。ちょっとブレていたり、顔にしっかり光が入っていないような写真も表紙で並んでいるので、編集者やカメラマンの好みもあるのだろう。でもそんな暗い表紙の雑誌、僕だったら買わないけど

うまい表紙写真は奥付で撮影者を調べるけど、だいたい作風をみて「またあのカメラマンか」という話になる

そういうファッション誌の表紙ばかり撮っていれば、さぞかしギャラが入るだろうと予想がつくけど、実際は1ページ撮って10万円ほどと、みんなが想像するほど高くはないとのこと。納品までの画像処理などの手間を考えると時給に換算すると高い機材費込みで1万円も行かない

それは売れているファッション誌でも同じで、
「有名雑誌の表紙を撮るカメラマン」というステータスが付くので、安い撮影料金でもメリットがあるとのことだ。実際にその雑誌を見て、数百万円の広告の仕事が来ることがあるらしい

スタジオ撮影でよく雑誌の表紙を撮っている現場に居合わすことが多いけど、スタッフ、スタジオマンなど10名くらいいて、空気はピリピリ

ちなみに数日前に見たカメラマンは、ライバルファッション誌を10誌ほどスタジオのテーブルに並べ、それを確認しながら、抜きん出るように懸命に撮っていた。競争が厳しい世界だと思う

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