道具

脚立

 みなさん、脚立を使いますか? ちょっと背が足りない時に使うものと思っては大まちがい。僕らにとってはカメラ機材のつぎに大事なもので、無くては写真が撮れません

使い方1 「場所取り」

 撮影場所や受付の順番待ちで脚立をおいて場所をキープします。カバンや三脚だと盗まれた時に被害が大きいので、あきらめのつく脚立が一番なのです。僕はさらにセコくて盗まれても良いボロい脚立をよく置きます


大量の脚立、2段、3段が多い

 特に日本製の脚立は海外でよく盗まれます。軽くて丈夫な脚立は海外では入手が難しいらしいです。米国なんかはデブが乗って壊れても訴訟になるから、軽いのは作れないのだろうなぁ

 日本人は場所取りもルールをしっかり守るけど、海外に行くと、遅れてきて平気で人目を盗んで割り込むカメラマンがいる。これも国民性なのだろう

使い方2 「イス」

 例えば、選挙のバンザイを撮るときなんかは、17時頃に選挙事務所に行って、バンザイするまで数時間じっと待つことはふつう。その間、今だとスマホで読書やyoutubeを観たりするけど、キホン場所を離れられない。そういうとき、脚立にずっと座って待っている。お尻が痛くなるのでニコンのプロサービスでもらった、持ち運びクッションを敷くと楽だ


スマホを見ながらひたすら待つ


ニコンNPSでもらったクッション、持ち運びに便利です

 記者会見だと、一番最前列の地べたにアグラか正座で待つことが多いけど、これも態勢がしんどくて、急に立って移動するときなど足が痛くなる。そういう時は1段の踏み台をイス替わりにすれば楽、僕ら年長組には必須だ

1段のイスもあります

使い方3 「ちょっと高い位置

 ポートレートを撮る場合、高さがキモでファッションを紹介する場合はベルトの高さ位から撮るけど、その人物を撮る場合は目の高さ位で撮る。でも185cmほどの男性モデルだと10cmほど高さが足りないので、低い脚立に乗って撮ることもある。スタジオだったら必ずサイコロと呼ばれる台があるのでそれを借りる

 またピントの関係で2段くらいの脚立を使うことがある。例えば自慢の絵画を抱えた人物を撮るとする。絵画の高さで人物を撮ると、当然絵画にピントは合いません。絵画と目が同じピントになる位置、つまりちょっと高い位置から撮るとピントがバッチリです。これって写真の本には載っていないけど、僕らからすると日常的に使う方法です


テレビ局で長身の俳優さんを撮るため1段イスを持参した。帰りにこの装備を持って小諸そばに入ったら大ヒンシュクだった

使い方4 「かなり高い位置

 例えば保釈されたカルロスゴーンを撮る場合、東京拘置所では塀の外に10段脚立が並ぶ。昔だったら車で出てくるところを撮っていたけど、中が見えない車に載ることが多いので、確実に撮るなら塀越ししかない。僕は高所恐怖症なので重い400mmを持って脚立に乗るのは勘弁だけど、若手は簡単に上って撮っている。この経験があれば庭師になっても大丈夫だ


滑り止めテープの貼られた脚立、雨の日は必須だ

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