能楽師や狂言師、バレリーナ、タカラヅカのスターなど、いやになるほど撮っている。タカラヅカなんかは東京宝塚劇場の開演前のロビーなどで撮るけど、横でトップスターたちがジャージ姿で準備体操などをしていて、タカラヅカファンが見るとスゴイ景色なのだろうけど、僕にはよくわからんので、ほんと出前のレントゲン技師のように準備をして、淡々と撮るだけだ
で、いつも撮っていて思うことだけど、どのモデルも背筋がまっすぐで体幹がすばらしいということ。平衡感覚もすばらしく、デジタル水準器を見ながらまっすぐ構えると、フレーム内にまっすぐに写る。ニンゲンって誰でも体が曲がっているもので、老いと共にくるいが大きくなるものだ
最近能楽師も撮ったけど、高齢にもかかわらず、体はまっすぐ。背筋はもちろん、肩の左右差もまったくない。たぶん、正しい体幹が身についているのだろう
逆に、日ごろ運動をしないような、学者やどこかの役員みたいな背広系の人は、体が曲がっていることが多く、新聞業界で顔首(がんくび)という証明写真を撮ると、肩は水平なのに、首が30度くらい曲がっていることはよくある
エライ人が多いので、
「体が曲がっています」
とも言えず、鼻筋が垂直になるように撮るのだけど、肩が大きく傾いてしまう
そんな他人の体幹を語る僕なのだけど、実は首が少し右に傾いていて、カメラを普通に構えると水平が傾いてしまうことが多い。それで、カメラ内のデジタル水準器を見ながら水平には気を付けるのだけど、やはり焦って撮るときは、本来のゆがみのまま撮ってしまう。
「フォトショップで水平補正をすれば良い」
と考えるかも知れないけど、何十枚も同じ方向に傾いていると、後の処理が大変だし、サムネイルで見ると、かなり落ち込んでしまう。はやり最初から水平垂直出しは重要なのだ
傾きを正すと、トリミングで画像が小さくなってしまうし、傾いていると良いことなんて何もない
そう思いながら、ふと10年ほど前の撮影画像を見ると衝撃が、、、、当時はニコンのD3でデジタル水準器なんて使ってなかったけど、ほとんどのコマで平衡がバシバシ合っていて、当時の僕の体幹って素晴らしかったことに気づく
よく、右肩ばかりにカメラバッグをかつぐとゆがむとか言うけど、それだけじゃ無いのだろうなぁ
中堅のベテランでフィギュアスケートの担当のWくんなんて、一脚に200-400mmの望遠を付けて撮るけど、撮るコマのほとんどが水平、フレーミング、タイミングなど完璧でそのままでも使えるほどだ。やっぱ体幹って大事なんだなぁ。アマゾンで体幹の矯正グッズが売っているのでそれでも試すか
横位置で水平を撮るには
体のゆがみはあきらめて、自然に構えた時に水平になるように、カメラの底板に小指を当てて僕は微調整します。また傾く方向が分かっているので常に意識すると多少は直ります
他にどんな人の体幹がすばらしいですか
芸能人とか歌手とかは見られる職業なので大体すばらしいですね。最近気づいたのですが、楽器演奏者などは楽器によっては同じ方向にゆがんでいることが多いです。演奏のポーズカットであれば誰も気が付きませんけど