雑感

仕事の早さ

おそらく仕事の早さでは報道カメラマンが一等賞なのかなぁと思う。すぐに行ってくれとデスクに言われ、現場で10分ほど撮影、次の現場に向かうなんて、フツーの出来事

パソコンを持ち歩き、移動の最中に撮影データを入稿してしまう。フリーカメラマンの感覚だと、撮影日はデータの保存を行い、2-3日かけて納品などが流れなんだけど、僕らはどんなに疲れていても、その日のうちにデータを入稿してから帰宅する

その日の仕事はその日に終わらせるのは当たり前。次の日に急に1週間くらい出張するなんてこともあるので、仕事は持ち越せないのです。当然一日が終わると、充電やメモリカードの初期化、機材チェックが行われ、いつでも飛び出せる状態になります

よくスタジオ撮影に行くとフリーカメラマンが

「10分しか撮影時間をもらえない」

などと文句ばっかり言っているけど、僕らにとって10分はかなり長く、普通のモデルのポーズ写真だと3分もあれば、新聞用、Web用などを十分撮り分けられる

同じポーズで僕らはせいぜい10コマくらいしか切らないけど、100コマくらい切るフリーカメラマンもよく見かける。それじゃ時間がかかるはずだ

たぶん自信が無かったり、たくさん撮ることでクライアントにアピールしているのだと思う

最近じゃコロナの影響で、インタビュー写真などマスクを外して撮れる時間が数分しか与えられず、10枚ほどしか撮れないこともあるけど、特に問題なく早撮りしている

僕らは入社すると

「締め切りに間に合わないと写真はただのゴミ」
「決められた時間内にベストの写真を撮る」
「ベストじゃなくても時間内に送る」

ということを叩き込まれる

風景写真などで写真愛好家が同じ場所に何年も通って傑作の1枚を撮影、なんてことを聞くけど、僕らは1日ごとに新しいミッションが課せられるので、通うなんて発想はあまりない。ねばって次の日も撮ることは少ない。条件が悪けりゃ悪いなりに撮るだけだ

銀塩の時代は、暗室セット、写真電送機、カメラ機材などを持って出張に行くなんてことがあり、大変だった。撮影以外に、現像で失敗したり、写真電送をするために、民家を借りて電話線を引きこむ簡単な工事をしたり、総合力が必要となる

今はパソコンとデジカメさえあれば基本的に伝送できるので、撮影力に重点が置かれる。昔だったら少々ピンボケでも「よく締め切りに間に合わせた」で済んだ仕事も、今では完璧に撮って、時間内に送ることが必要だ

今と昔を比較することは難しいが、仕事量は日増しに増えていることは確か、ただし昔の方が仕事としては面白かったような気がする

撮影はどれくらい?

内容にもよるけれど、普通の人物写真なら5分から15分程度です。料理撮影なんかは、15皿くらい撮ることもあり、それは料理の出来上がりを待つので3時間くらいかかります。芸能人などはドラマの収録後とかだと2時間くらい待たされて、撮影5分なんてコスパの悪いものもあります。

早撮りで気を付けることは

縦横、寄り引き、笑顔ありなし、などバリエーションには気を付けます。「これだ!」と思ってそればかり撮ると、後で不具合がでて失敗することもあります。例えば、笑顔ばかり撮って、後で事務所から笑顔NGが出て困るとか、、、

テザー画像を見て、メイクが直しに入ったら

モデル撮影で3分位しかないのに、メイクが直しに入ると、30秒くらい取られて痛いですね。絶対に入れさせず撮り切るという人もいるけど、僕は「どうぞ」と言います。 メイクの人って僕ら以上に生き残りが厳しく、完璧にしないと仕事をもらえないということを知っていますから、どうしても情が移ってしまいます

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