道具

共用機材

前回、新聞社では社員カメラマンが多い話をした。会社員なので、シゴトで使うカメラは会社が貸与してくれ、その範囲で仕事をこなすことになる。僕らの場合は、カメラ2台、16-35mm、24-70mm、70-200mmなどのレンズ、ストロボ2台などが標準セットとして渡される

ニコン、キヤノンなどメーカーを選べる場合もあるけど、機材担当の方針などもあって、希望通りとは限らない。僕も担当して分かったけど、1社に統一するのが管理上楽なんだけど、そこで別の会社から凄いカメラが出たりしたら、逆にリスクになる

標準セットだけでは撮影はできず、超望遠レンズとかスタジオ用のモノブロックストロボなんかも使う。それも各自に買い与えていたら、置く場所もないし、コストがかかって仕方がない。そこで400mmなら4-5本くらい、モノブロックストロボなら3台くらいと用意して、共用機材としてみんなで使うのだ

インタビューに使うストロボ用の傘とライトスタンドなんかも、共用で10セット位ある。2灯ライティングの場合は2セット持ち出す。この共用機材というのは実に効率的なんだけど、トラブルも多い

急いで持ちだしたら、傘の骨が折れていて使えなかったとか、よくあることだ。持ち出す時にチェックしたら良いのだけど。不具合を見つけても、解決させないまま共用棚に戻す部員がけっこういる

ひどいのになると、共用の機材を返さず、ずっと持ちっぱなしにする人。明らかにルール違反なんだけど、ズボラな人ほど供用を借りるのが面倒みたいだ

この前なんかひどくて、ニコンの500㎜F5.6という、軽くてキレのある共用レンズがあるのだけど、探しても棚にない。確かスーパームーンがあって、某先輩が使ったはずなので、聞いてみたら家に2か月ほど転がっていたという。悪気はないけど、ズボラな先輩なので忘れてしまったのだろう

僕はライトスタンドなどを自前で買って、できるだけ共用機材は使わない。トラブルを避けたいのと、好みの機材を使いたいからだ。自分の機材ならばいつでも使えるし、操作も慣れているので失敗が少ない。問題は「仕事の機材を自腹で買うか?」ということなんだけど、とても会社員的なので僕はきらいな考えだ

高価な望遠レンズなどは共用を使えば良いのだから、その他の機材を買ってもたかだか20-30万円もあればそろってしまう。仕事の失敗で後悔することを考えると安いと思うのだが、、、

共用機材が足りない時は?

五輪なんて大勢で撮るのでボディやレンズが足りなくなります。昔は五輪のために買い足せたのですが、いまは五輪予算も少なく、もっぱらメーカーのプロサービスにお願いして借りることが多いです

機材管理で何が難しいですか?

今だと絶対に、ミラーレス機の導入計画が難しいですね。レフ機もファインダーの見えで捨てがたいものがありますが、連写やAF、画質ではミラーレスが上回っています。それらを見越して、膨大なレフ機を少しずつミラーレスに移行するのが難しいのです。割と早くボディはミラーレス化して、レンズは数年かかって買い替える感じですね。とにかく昔と違って機材が高くなっているので、すぐには動けないです。その点アマチュアやフリーカメラマンは一式買い替えて、旧機種はヤフオクで素早く売るなんてできるのでうらやましいです

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