雑感

やらかした!

「パリーン!」

久々にやってしまった。現場での破損事故、それも重大な、、、、

ある有名レストランのカウンターで、グラスを割ってしまったのだ。担当記者が水の入ったグラスをカウンターに置きっぱなしにしていて、僕は気づかず撮影を開始、それに当たって割れてしまったのだ

いつもなら客のいない時間で撮影するのだけど、その日は超多忙なシェフの都合で営業時間内の撮影。カウンターの片隅で行うこととなった

現場はお客ともども一瞬凍り付き、僕もパニック状態! でもシェフは顔色ひとつ変えず、破損したグラスを店員に片付けさせた

「よくあるので気にせずに」

と言いながら撮影は続行

「うーん、なんてプロフェッショナル」

シェフが高みに棲む神様のように見えてきた。本当、これだけの現場での破損事故は初めてだ。かなり落ち込んだけど、やはり僕もプロなんだから謝りつつ気を取り直して無事に撮影は終了した

やはりシェフもそこで怒って近くにいるお客さんまで凍らせてしまっては誰もハッピーになれない。柔和な表情で対応するのがプロというものだ

逆のパターンで、某スタジオでスタジオマンが僕のストロボをライトスタンドに付ける時に間違って、床面に落としたことがあった。見た目は無事だったのだけど、ズーム機能が効かなくなって、エラー表示になり急きょ予備のストロボを取り出した

その時も周りは一瞬凍り付いたのだけど僕は

「大丈夫! 会社で新しいのを買ってもらえるのでラッキー」

くらいに適当なことをいって現場を和ませた。本当そこで怒っても誰も得することはないんだよねぇ。機材が魔法のように直るわけじゃないし、修理費を請求するわけにもいかないし、、、

私物のストロボだったけど、後日、会社の機材担当に泣きついたら修理費を持ってくれたので実はラッキーだったけど

足がすべってカメラが水没しようが、レンズを落としてバラバラになろうが、現場の雰囲気を悪くさせないように笑って対応するのがプロというものだ。カメラマンもシェフもおなじことなのだろう

そういえば、ほとんどの芸能人は撮影でカメラマンや運営者の不備があったも、ニコニコ対応してくれる人が多い。芸能人も現場の雰囲気づくり気を付けていてと聞く。「あの人とまた仕事したい」と思わせる芸能人こそプロで、それができないと生き残れないのだろう。実際にドラマで視聴率に関係なく出演し続けている役者がいる

今回の破損事故、僕らの仕事って、プロばかりが集まる現場なんだと再認識した。いろいろデスクにこき使われるけど、そういう現場で働けてなんと幸せなことなのだろう。少々ミスをしても「あのカメラマンに次も撮って欲しい」と思われるように精進しよう

くやんでも仕方ない。そんな時はもっとひどい同僚の失敗を思い出すようにしている

とくに破損で気を付けることは

芸能人の宝物などを撮影する場合は気を使います。キホン本人が触るようにしますが、物撮りでどうしても動かしたい場合は、本人に許可を取って動かします。宝石などにさわる場合は、なんでも鑑定団のように白い手袋をすることも。宝物を雑に扱って、後でマネージャーからクレームが来た大先輩がいました。当然インタビューで現場の雰囲気が悪くなります

破損をまねく撮影は

いろいろ要素があるけど、ストロボなどは立てたいところに機材をそろえ、その場で組んで、その場でバラすのがキホンです。組んでから運ぶひとがいるけど事故の元です。あと美術品などを上から撮る人がいるけど問題外。機材が落下しても大丈夫な斜め上から撮るか、美術品を傾けて撮るのがこれも基本です

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