8月20日にキヤノンが五輪での機材使用のシェアを発表した。ざっくりなんだけど、主要競技のフォトポジションの様子を撮影して、メーカー別に集計したのだと思う。陸上の100㍍ゴールなんかで数えるのだからキヤノンが多少有利になるのかな? 一線のカメラマンが集まる場所を選んで集計しているニオイがする。例えば、超マイナーな競技だと、最新機材を持たないカメラマンが行くだろうから、キヤノン以外が多くなる気がする
ともあれシェアは
キヤノン55%
ニコン30%
ソニー7%
という結果でバイアスを差し引いてもキヤノンの首位はゆるぎない。僕の周りの感じではほとんどキヤノンかと思ったけど意外とニコンが30%もあって驚いた。それとソニーが善戦していたので、ひょっとするとニコンを抜くのかなぁと予想していたのだけど伸びなかった印象だ。ニコンとしては2位を死守できて胸をなでおろしているだろう。僕もニコン使いなので拍手を送った
すべてソニーのα1にしたという通信社などもあったくらいで、ソニーは使われている印象があったのになぁ。やはり、熱暴走問題や防塵防滴性能なんかで不安があったので、ピント性能よりも実績のあるキヤノン、ニコンを多くが選んだようだ。あと望遠レンズのラインナップが少なく、五輪に合わせて400㎜、600㎜がなんとか出そろった状態だったので、各社買いそろえることが厳しかったのだと思う
ミラーレス機で開発中のキヤノンR3、ニコンZ9なんかもこっそりテストで貸し出されていたみたいだけど、みんなレンズにまで手が回らないので、アダプタをつけて、レフ機用のレンズで使っていた
「多くのカメラマンがレフ機をメインに選んだ」という事実が印象的だった。2020年に合わせて、ニコン、キヤノンがレフ機を投入してきたわけだけど、五輪が1年延期になり、高性能ミラーレスが出てもやはり職人はレフ機という道具を採用したわけだ。熱暴走問題が大きく、五輪って毎日いろんな場所へ転戦するわけで、今日は室内なのでミラーレス、明日は室外なのでレフ機なんて使い分けるカメラマンはいないと思う
機種を変えるとシャッターのタイミングやピントの送りが異なってくるので、それよりは毎日同じ機種で間違いなく撮りきることを考えるだろう。またミラーレスからレフ機に持ち替えるとファインダーがいつでも明るく見えるので、露出を合わせるのを忘れたという笑い話を多く聞いた
今回の五輪でひとつだけ分かったこと
「(ミラーレスとレフ機は)混ぜるなキケン」
ということだ。次の北京冬季五輪はミラーレスがメインになるといわれているけど、どうなんだろう?暗いところのピントはミラーレスだけど、極寒の吹雪のなかで確実に動き続けるレフ機に勝てるのか疑問だ。僕は次のボディはミラーレスと決めレフ機はすべて手放す予定だ。そんな厳しい場所では撮らない僕には問題ないだろう。ニコンの次の機種Z9はかなり期待しているけど、問題はファインダーのみえと電子シャッターのローリングひずみだろうなぁ