作家とか漫画家とかの取材をするときは、締め切りのあとが多く、先方もわりとリラックスしています。有名人が多く作家だったら連載を何本も持っている人ばかりなんだけど、よく聞くのが連載を落としたことがないというネタ。これだけは関係者に迷惑がかかるし、なによりも読者ががっかりするのでプロとしては守らないとダメとみんな言います
このブログだって、一応自分の中では水曜と日曜の週2回の書き込みを考えているけど、なかなか守れない。1年ほどやってみて、「作家ってスゴイなぁ」と思う。僕と違って仕事とはいえ、満点に近い文章を締め切りに入稿するのだから
先日も20年以上連載を持っている漫画家を取材したけど、仕事場は整然としていて、毎日が息をするように淡々と流れているような感じです。身内の不幸があるとかで原稿が書けない場合のストックがある漫画家も多く、締め切りは絶対なんだなぁと思います
アニメ「ピアノの森」の一色まこと先生や「宇宙兄弟」の小山宙哉先生なんかは「連載を落としても良いものを書く」という方針なんだけど、それは根強いファンがいるからできること。特殊な例です。
30年ほど締め切りを破ったことがない、よく知るテクニカルライターがいます。その方は1週間後の締め切りだったとすると、できるだけ早く書いて3日前には納品するらしいです。何かトラブルがあって書き直しも想定しているからでしょう
その方の方針として
①ギリギリの締め切りで仕事を受けない
②納品は早めに行う
③不満の残る原稿でも締め切りを守って入稿
という当たり前のことなんだけど、売れない人ほどパズルを組み合わせるように仕事を入れてしまって、締め切りを落としてしまう。③が一番重要で、締め切りを過ぎても100点満点の原稿と考える人もいるけど、やはり70点でも締め切りを守る方が僕もプロだと思います
報道カメラマンも同じで例えば重要な新製品の発表会などの撮影を、夕刊で空けて待っていることがある
10時から 発表会場に到着
11時から 新製品の発表
11時10分 新製品の画像を送信
みたいな取材がよくある。トラブルなければ、問題なく夕刊に入るけど、何かの都合で15分ほど進行が遅れると、予定していた紙面の画像がないことになる。そのために僕らは「あて馬」と呼ばれる、会場風景などを事前に送信して、トラブルの時は最悪それが載ることになる
考えたくないけど、まれにパソコンやカメラが壊れたりすることもある。スゴイ写真を撮るのも僕らの仕事だけど、それは締め切りを守ることが前提。締め切りを過ぎてしまってはどんな写真も意味がないです
写真家だったら、納得するまで撮るという世界もあるけど、僕らは「締め切り」という足かせの中で撮影するしかありません
パソコンってよく壊れますか?
壊れにくいとされているレッツノートが新聞社では伝統的に使われています。記者会見でシルバーの筐体よく見るでしょ。それでも起動しなくなるなんてHDDの頃はありましたが、SSDになってトラブルは格段に減りました。それよりもカードリーダーなど備品を忘れるリスクの方が今は高いですね