スタジオには2種類あって、よく使うのが六本木スタジオとかスタジオ恵比寿とか、白ホリがあってスタジオマンが何でも対応してくれるというやつ。僕らは経費がきびしいので、有料のバック紙とかスタジオライトとか使うことないけど、要望を出せば手際よくライティングを組んでくれる
よく行く松濤スタジオなんかは幅が9㍍、引きが13㍍もあるので10人くらいのユニットでも無理なく撮れる。最近は江東区の青海や豊洲の倉庫跡を改修したスタジオがよく使われる。倉庫跡だけあって広く20人以上のユニットなどには最適だ。移動が大変なんだけど、事務所でバスを持っていて、集団で移動するユニットが多いので、撮られる側としては駐車場が広い倉庫跡のスタジオは便利なのだろう
これが少人数のユニットだと選択肢が変わり、いわゆる「ハウススタジオ」での撮影が多くなってくる。ハウススタジオはおしゃれな内装の建物を一棟貸しするというもの。都内の渋谷とか港区に多く、専用に建てられたものから、古民家の再利用もある。経費節減のためかスタジオマンや管理人がいない場合が多い。場所によっては予約するとQRコードが送られてきて、それで開錠できるので勝手に使ってください、というところもある。ストロボやバック紙はなく、使いたい機材は持ち込みが原則だ
昨日、番組宣伝でつかった「ミモザハウス」は素晴らしかった。渋谷区神山町という高級住宅街にあり、元は5棟が並ぶ外国人住宅でそれを改修したオシャレなハウススタジオ。庭も外国人宅だけあって風格も十分。ちょっと古びた洋風の建物は張りぼて感も無く、自然光がとても美しかった
ミモザハウスホント素晴らしい場所に加えて、ちょうど撮影が17時ころで薄暮が芸術的だった。テザー画像をスタイリストやマネージャー、本人に見せると、とても気に入ってくれて大盛り上がり。これだけの条件はめったにそろわないので関係者全員が撮影モードに突入した。撮影2分のところを5分に延長して撮らせてもらった。僕のタイムフレームで5分は十分すぎる撮影時間、撮れ高十分だ
小さめの原稿に付ける写真だったので、1パターンの縦位置を10枚ほど撮ればOKだったけど、もったいないのでペン記者もウエブ掲載できないか検討する想定外の展開になり、ネット用に横位置の写真もたくさん撮る
「ハウススタジオ」絶対いいよなぁ。傾向として9割くらいがホリスタでハウススタジオはまれなケース。新聞を見てもらうと、白い壁や色付き背景などで撮った写真が多く、緑あふれる庭で撮ったような写真は少ない。特に有名人になれば街中の撮影は無理だろう
そう考えるとハウススタジオが醸し出す空気感が僕は大好き。写真愛好家でも10人くらいで借りれば十分モデル撮影会が成り立つ。都立の公園とかで開催するモデル撮影会の写真はよく見るけど、ちょっと見飽きた感がある。多少、会費はかかるけど、それだけの価値はあるぞ「ハウススタジオ」。何か仕事で使うことがあれば「ミモザハウス」を選択肢のひとつにしたいと思う