写真

光の質

太陽光で写真を撮る場合、「優しい光」とか「夏の日差しのような光」とかいうよね。僕らがストロボを使う時も同じで、常に「光の質」を考えながら発光させている

ストロボはホットシューに付けて光らせるものと思っている人もいるけど、僕らはカメラから離して発光させる「オフカメラライティング」がキホンなんだ

下の3つの例なんだけど違いが分かるかな?

これは「直打ち」と言って、ストロボ光を直接当てる方法。アゴや背景の影が強くシャープな感じに仕上がる。男性なんかはカッコよく写るけど、女性はシワが目立ってダメ。少し前に先輩が大女優で同様のライティングをして、ダメ出しが出たことあったけ。僕はキホン男性にしか使わない


これはトランスルーセントアンブレラを使った「ディフューズ光」。最も光の質がやわらかく、シワが目立たないので年配には大好評だ。年配の大女優は大きな傘を立てるとすごく喜んでくれる。いつもは手を抜いて85㎝の傘しか僕は使わないのだけど、写りを気にする人には180㎝のジャンボアンブレラを使う


これは「オパライト」と呼ばれる、50㎝くらいの反射する傘。「直接光」と「ディフューズ光」の間くらいのやわらかさがでる。メンズ写真はこれくらいの光の質が好まれる。「オパライト」はかさばるものが多く、僕は移動が大変なのであまり使わない。ただ、ここ数年のファッション撮影はこれがはやりなんだよなぁ

光の柔らかさって何か分かるかな?発光面積が大きくなればなるほど、光は柔らかくなる。アンブレラも大きいほど発光面積が大きくなる。これが直打ちだと発光部分が小さいので硬い光になるんだ

ただし、大きなアンブレラを使っても、遠い位置から光らせればモデルから見て点光源になるので硬い光になる

傘の大きさは一般的に、バストアップだと105㎝くらい、全身だと150㎝くらいが最適だとされている

このようなことは、スタジオワークの初歩なんだけど、フツーの写真愛好家は光を作ることをしないので、あまり知られていない。逆に光が作れれば、光線具合を読み取ることができるので、風景写真なんかにとても生きてくる

ライティングって覚える必要ありますか?

ただ、写真を楽しみたい人には「苦行」だと思いますが、写真を仕事にする場合は必須でしょうね。中には自然光でしか撮らないという変人もいますが、すぐに写真の限界がくるように思えます

ライティングって何パターンくらい覚えれば良いですか?

僕の習っていた先生は200パターンくらいあるといっていました。僕は20パターンくらいしか組めませんが、報道という性質上「速攻で組める」というセッティングばかりです

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