今回も撮り手目線でニコンZ9を語ろうと思う。ユーチューバーのようにセールストークを言うわけでもないけど、僕はあらゆるものを撮るので「気づき」も多いんじゃないかな?
レンズ編
間違って旧Fマウントのレンズを直接Z9に付けようとすると後玉の出っ張りで「ガリッ」とセンサーを傷つける可能性があるみたい。しばらくはFマウント、Zマウントを混ぜて使うことになり危ない運用となる
マウント面から撮像素子までが16mmしかない。間違ってFマウントのレンズを付けようとするとZ9が壊れる
この問題を会社の機材担当と話したけど、すべてボディがミラーレスになって、対応レンズを買い始める予定なので、会社中のニコンのレンズがZマウントになるのは10年くらいかかるんじゃないかな? 気が遠くなる話だ
以前のフラグシップ機ってせいぜい30万円くらいだったけど、今はその倍はするし、購入予算も絞られているので、なかなか買い替えが進まない。どこの新聞社も同じなんだろうなぁ
ちなみにFマウントであれば、けっこう古いレンズだって使えることを確認した。料理撮影で愛用する70-180mmのマクロレンズは手動フォーカスしか使えないけど、その他は問題なく動いた。この辺のFマウントの互換性ってニコンの魅力なんだろなぁ
マニュアルの85mmF2を付けてみた
意外とキレのある85mmのテストチャートまたZマウントの16mmという短いフランジバック大きな武器で、画質に貢献するのはもちろん、アダプタを介せばキヤノン、ソニーのレンズが使える。他社からニコンへの買い替えが行いやすいということだ
ファインダー(EVF)編
EVFの画素数は369万画素とそんなに高精細じゃないけど、遅延やカクツキが見られずなめらかで素晴らしい。たぶん総合的にみて画素数を下げ見えを優先したのだと思う。ただ一つだけファインダーの拡大倍率が気になった。僕はメガネを掛けないけど目をくっつけないと画面表示の文字が隅々まで見えない。コロナでマスクのまま目をくっつけるとアイピースが曇るんだよね。仕方ないのでメガネの曇り止めを塗ったけど
小さめに表示できる設定もあるけど、画像プレビューは大きいままでこれも使い勝手が悪い。撮影中にブラックアウトしないのは良いのだけど細かい改善は今後に期待する
EVFでの気づきは「マニュアルフォーカス(MF)」だ。D850のレフ機でピントを合わせるのはピントの山が見づらく無理だったけど、Z9は非常にクリアに見えるので簡単にピントが合う。またピント部分を拡大表示もできるので完ぺきだ。瞳AFなんか無くてもMFでバシバシ撮れそうだ。20年以上MFを使ってこなかったけど場合によっては復活させたい
もう一つの気づきはファインダーで何でも確認できることだ。モデルを撮る場合もD850だったら撮り始めに2-3カット切って「ちょっと確認します」で露出とか光線のバランスなんかを背面モニタで確認していた。ファインダーから目を離すので10秒位間が空いてしまう。これが撮影の流れを中断してしまうのだ。EVFだとそのまま画像をプレビューすれば目線を外す必要がない
また背面モニタが使えない明るい屋外や不要な光が厳禁の舞台撮影などでもEVFはとても便利だ
今日もたくさん書いてしまった。次回はスポーツで使う予定があるので、その感想を書いてみたいと思う
オールドレンズも使えますね
ファインダーが良くなりMFでもOKなので、古いレンズでも使えそうですね。ただ設計が古いのでピントがゆるかったり、カラーバランスが悪かったりで、今のレンズのカリカリ画像は期待できません。あくまで作品意図でレトロ風に仕上げたいときなどに限られますね。報道の場合、作品性の強い撮り方をしてしまうと、デスクがダメ出した場合に、対処できないことがあります。よって普通にきっちり撮って、時間があればオールドレンズでも撮る感じでしょうか
ファインダーの見えはどうでしょう
最高です!EVFというのを忘れるくらい普通に見えますね。遅延もほとんどなく、EVFと撮影との映像信号を分けて処理しているのが良いのでしょうか。この見えの良さは他社を抜きんでています