雑感

カメラマンの重いひとこと

コロナの影響で週に一回はPCR検査や抗原検査を受けている。取材の前に、陰性証明書を提出することが多いけど、舞台俳優などの撮影だと直前に抗原検査キットを渡され、その場で検査が始まることもある。舞台ってひとり感染者がでると公演中止なんてあるので、厳しいのだよね

きづいているかな?最近は主役のダブルキャストが増えていて、午後の部と夜の部でキャストが変わることが多い。これって、主役が感染したとき代役で困らないコロナ対策なんだろうなぁ。ドラマだったら収録延期でかわせるかもしれないけど、舞台は公演中止になる。そのためのダブルキャストなんだ

さて、今日の本題なんだけど、

「カメラマンの放つ重いひとこと」

について話したい。

僕は女優さんとかを撮ることが多いけど、

「カワイイ」「キレイ」

など声をかけながら撮影する。そういうコトバは女優さんも聞きなれているのだけど、それ以外のチョットした言葉に大きな反応を示されることが多い

先日も30代後半の美人女性タレントを撮ったけど、アラフォー世代は特にキレイに撮れるよう気をつかう。髪が長くツヤツヤだったので、髪にスポット光を1灯入れるととてもキレイに撮ることができた

「髪めちゃキレイですね。普通はここまで輝きませんよ!」

と言ってテザー撮影の画像を見せると、現場が一瞬で華やいだ

女性タレントは撮られ慣れているけど、僕みたいに的確に良い部分を言うカメラマンは意外と少ないのだと思う。また女性タレントの視点で見ると、僕は多くの女性を撮っているカメラマン。そのカメラマンが発した一言は彼女にとって重みが違うのだろなぁ

また別の撮影でこんなこともあった。1年くらい前、料理のコーナーで登場していた中学生の女性モデル。何回も撮影していたので仲良くなったけど、受験でモデルをやめることになった。最後の撮影でもらったお礼のお手紙には僕も感激し、その時に思わず

「●●ちゃんて、特別な『透明感』があるので、勉強が終わったら戻ってきて」

って、本心を言ってしまった。この言葉は彼女にも刺さっていたはずなんだけど、

「こんな僕が彼女の人生を変えるようなこと言っていいものなのか?」

とも思った。やっぱりカメラマンの発するコトバは重く、慎重にコトバを選ぶ必要がある

そういうコトバのコミュニケーションは大事で、想像を超える良い写真が撮れたりする。そのうちAIさまのロボットがスタジオを動き回って、「カワイイねぇ」などとコトバを発しながら写真を撮る時代が来るかもしれない。でもよかった、僕のがんばる20年くらいは何とかAIさまを押しのけて活躍できそうだ。でもロボットさまは修理が聞くけど、僕の体はなかなか修理がきかない。行きつくところは「カメラマンは体が資本」ということか

その後、ニコンのZ9は順調ですか?

色味の作り方、AFの使い方など2カ月ほどつかってやっと慣れてきた感じですね。でもやっとD850で撮っていた状態に並んだという感じで、圧倒的なZ9の優位性を感じるまでには行っていません。 ひとつ、重要な問題が「Wi-Fiがよく切れる」ということ。テザー撮影でiPadに画像が飛ぶのを確認していても、5分位経ってから撮影すると、勝手にWi-Fiが切れていることが多いのです。Z7だと安定してつながるので、こりゃZ9の問題だと思われます。設定などをニコンさんの開発に報告したので、近いうちに改修されると良いのですが。とりあえず、重要な番組宣伝などで怖くて使えないので困っています。フラッグシップであっても初号機は細かく問題が出ますね

魔の一週間

北京五輪が終わっても、取材陣は日本への入国待機期間に入り1週間ほど自宅待機で仕事ができません。パラリンピック部隊も出国してしまい、この1週間ほどは東京にカメラマンがいない状態なんです。これに追い打ちをかけて、オリンピックで自粛していた仕事が多く入り、またロシアのウクライナ侵攻で有識者のインタビューなんかが増えて、僕ら年長組はフル稼働状態です。3月はさすがに五輪チーム優先で休暇を取らせるので、これまたカメラマンが不足するのです。「4月になれば楽になるよ?」とデスクが言っていましたが、こんな状態が何十年も続いている気がします。どこの新聞社でも同じような状態だと思いますよ

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