雑感

スタッフカメラマンのデメリット

僕は会社に雇われて撮影をするスタッフカメラマンだ。職種としては新聞記者、その中でも撮影を中心としてはたらくという立ち位置だ。なので普通に原稿を書くこともあるし、紙面制作を行うこともある

新聞社のスタッフカメラマンは何でも撮れなきゃ仕事にならない。事件事故、政治、スポーツ、芸能人、風景、料理、航空写真などジャンルは無限大。その日の勤務と依頼伝票で何の仕事が回ってくるか分からない

デスクはその日のコマ(カメラマン)と仕事を見て、撮影担当を考える。すごくたくさんの依頼伝票を割り振ったらデスクの仕事は、ほぼ終了。どうやって現場に行って、どのように撮って、どの写真を送る、などの判断はすべてカメラマンまかせ。でもスゴイよねぇ。何十年もその流れを見ているけど、必ず夜になるとジグソーパズルが完成するように、すべての写真が揃うのだよね

なんでも撮れる僕らはスゴイように見えるけどデメリットもある。「なんでも撮れる」ということは「そこそこしか撮れない」ということ。例えば料理撮影で専門カメラマンなら120点の写真が撮れるところ、僕らが撮ると60点くらいしか撮れないこともある。「なんでも合格点以上で撮る」ということなんだ

今の職場は何十人もカメラマンがいて「絶対失敗できない芸能人の撮影」などは慣れている僕に回ってくることもあるけど、キホン撮影内容はランダムだ。ある程度人数さえいればデスクもコマ振りが楽だ。ところが小さな出版社などはカメラマンに頭を悩ませている。優秀な人ならスタッフカメラマンとして雇ってしまえば、撮影も任せやすいし外注する手間もはぶける

出版物の撮影は、担当編集者、記者、デザイナー、カメラマンなどがセットで現場入りすることが多い。でもここが問題で編集者としては「合格点しか撮れないスタッフカメラマン」よりも「満点を撮れる専門の外注カメラマン」を好む傾向にある

ここで間違って、腕の悪い文句ばかりいうスタッフカメラマンを雇ってしまうと地獄なんだ。経費節減のためには、キホンなんでもその人が撮影することになる

それでも「ここ一番」という撮影は外注するしかなく、さらに経費がかさむことになる。だから小さな出版社はカメラマンを抱えず、「そこそこ腕が良くて安い外注カメラマン」への依頼が多くなるのだろうなぁ

知り合いの出版社なんかも、スタッフカメラマンを減らして外注カメラマンを増やしているという。でも社内に全くカメラマンがいないと、「ちょっとした物撮り」「ちょっとした顔写真撮影」などで困ってしまう。よく僕が取材で出版社に行ったときに、ちょっとした撮り方を編集者に聞かれることがある。自分で撮らなきゃならない案件が増えているのだろうなぁ

誰でもデジカメである程度の写真が撮れる時代だ。カメラマンとして生き残るには「なんでも120点で撮れる」「専門分野を200点で撮れる」ような尖ったスキルを持たないとダメだよなぁ。「なんでも平均点以上」のスタッフカメラマンじゃダメだろうなぁ。それすら気づいていないカメラマンが多すぎる

エネループ

入社したころの単三電池といえば使い捨てのアルカリ電池が定番で、1日使ったら大体無くなるので、毎日8本くらい使っていたような気がする。職場で1日100本使ったとして、30日で3000本、1本100円として毎月30万円もかかる。機材庫の電池用ゴミ箱はいつも電池が山積みだったなあ。 いまはコストと性能を考えて、100%エネループを使う。1本200円ほどするけど、毎日使っても5年くらいは使えるので安上がりだなぁ。納入業者は売り上げが減って泣いているけど。でもストロボのチャージは格段に早く、これがないと生きてゆけない。 ちなみにエネループはアマゾンが安いので絶対におすすめ

高すぎるprofotoのアクセサリー

profoto B10Xを買ったまでは良いけれど、アクセサリーが高すぎる。光を収束させる傘(マグナムリフレクター)を買おうと思うと25000円ほどするのでビックリ。反射面のボコボコが手作業ぽいのが原因か?中国製の互換品だと3000円ほどで済むのだけど、やはりスタジオマンが見ると「アクセサリーでケチったな」と分かってしまうので考え中だ。オークションでボロボロの中古が4000円くらいで出ることあるので、それを待つかなぁ

こりゃ絶対にお勧めだ!

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