日本写真家協会(Japan Professional Photographers Society 略称JPS)というプロの有名写真家やカメラマンが所属する団体をご存じでしょうか
あまり言わないのだけど、僕も入会して9年になる。昔はJPS会員というだけで、撮影依頼が来たり、写真の審査依頼が来たり、ネームバリューは抜群だったみたいだけど、今はSNSやHP、マッチングサイトで仕事の依頼がくるので入会のメリットが少なくなっている
なので最近では、若い人の入会は少なく、高齢化と会員数の減少が問題らしい。ネットが写真界の業態を変えてしまったのは間違いない
僕が入会した理由は、写真家の故・管洋志先生が強く入会を勧めてくれたから。新聞社にいたらあまり入会のメリットもないのだけど、当時はまだスマホも普及しておらず、対面でのネットワークも重要だった
当時の入会はきびしく、
会員の推薦状
撮影が証明できる出版物
入会金5万円、年会費4万円
初回の会合にJPS(東京都千代田区)に来られること
などのハードルが高く、入りたくて入れないカメラマンもいたと思う
推薦状は管先生に書いてもらったけど、そのころ先生はガンが悪化して病床に伏していた。それでもニコニコとベッドの上で推薦文を書いてくれたなぁ。病状が悪くて、ホントは相手なんてできない感じだったけど僕に何かを託そうとしたのだと思う
その時、管先生は病気の影響で歩けなくなっていた。それでも現場復帰への姿勢は強く、長嶋茂雄さんも通う初台のリハビリ施設に転院、つらいリハビリをこなして立てるまで回復したと聞いた。いま思うと管先生の前向きなメンタル、ハンパない
結局、病には勝てず管先生とはそれが最後となってしまった。健在であれば、現在76歳くらいでJPSの会長だったかも知れない。くやしい。あれだけ撮影力、人望、行動力が揃った写真家はいないと思う。僕も当時の管先生の年代に近づいてきたけど、撮影力はさておき、他の面で1ミリも近づけていない気がする
その後、管先生のいないJPSに会費だけ払う「ゆうれい会員」を僕は続けている。JPSの開催する子供の写真教室を行ったり、協会をサポートするカメラマン仲間は多いけど、僕はシゴトが軌道に乗らないと活動にも参加できないなぁ
懇意にしていた歴代のJPS会長である田沼武能先生も亡くなり、気が付けばJPSの知り合いは同年代の写真家ばかりになった
田沼先生が93歳の亡くなる前に会った時は
「95歳までにはライフワークの武蔵野の写真を発表したい」
と言われていた。たぶん95歳で集大成を仕上げて、そこからのんびり暮らそうと思っていたのだろう。とにかく他界する前日まで撮っていたという
管先生も田沼先生も写真に対する情熱はハンパない。「撮れなくなったら終わり」という気持ちが強いのかなぁ。僕も少しは分かる世代になってきた
RAW現像
僕はキホン、RAWで撮ることないけど、要求されればRAWで撮ることもある。現像ソフトなんだけど、photoshopやニコン純正のNX Studioなんか使ってみたら、最終的な色空間がsRGBにならなかったりするので色味が定まらない。みんなどうしてるのだろ?結局、RAW+JPEGで撮っても、キホンはJPEGを使い、どうしても現像が必要な場合だけカメラ内RAW現像で対応している。これだったら、安定してカメラ本来のsRGBで吐き出せるのでお勧め