2023年冬シーズンのドラマ世帯視聴率を見ると、3-13%のあいだでどれも低迷している。数年前はたとえば米倉涼子さん主演のドクターXが25%とか叩き出していたのに、地上波離れがここ2-3年で急に進んだ感じがする。どんなに良いドラマを制作しても20%超えは現状難しいと思うのだ
冬シーズンのドラマは12本あり、その主演俳優の名前を見ると、そのうち半分の6人を撮ったことがあるのでどれも応援したい気持ちだ。新番組でおすすめの「Get Ready!」は妻夫木聡さんが闇医者を演じ、これまでに無い医療ドラマに仕上がっている。回を追うごとに、出演者らの過去が解き明かされドラマの深みが増してゆく面白い台本だ
でも地上波からドラマとスポーツ中継を外すとホント観る番組が無いよね。テレビに向かっても配信会社の映画を観るか、ユーチューブを観るかしかないものね。地上波は制作費が絞られ、どの局も同じような番組ばかり。例えば、「コンビニの人気スイーツ」なんて見る気もしないものね。企業からの支援を受けて低コストで制作する「企業案件」というらしいけど
またお笑いのひな壇芸人たちがコメントするのもやめて欲しい。比較的安いギャラ(10-30万円くらい)で有名芸人たちが出演してくれるので外せないらしい。芸人にとっては名前を売るチャンスと捉えているので、ギャラは二の次とのこと。制作費が少なくなったテレビ局と親和性が良いということだ
カメラマンが雑誌のグラビアを安い撮影料で撮って、撮影者名で宣伝するのと似ているなぁ。今の僕もそういう段階だ
地上波のテレビ局と同じく新聞社も斜陽産業だけど、悪くなる前から活字印刷がなくなり、作業はコンピュータ化され、早くから人員削減されていた。僕のいた会社は、大幅な賃金カットもなく、仕事はきつくなるけど労働環境としては良かったと思っている。まあ、新聞社によって状況は異なるみたいだけど、活字の減退に合わせてリストラも進んだ感じ
対するテレビ局は2000年を過ぎるころまでは「まだまだ大丈夫!」的な雰囲気があったけど、スマホで動画配信が簡単に見られるようになり、逆風が吹き荒れた感じだ。広告費が取れないので制作費も激減。その影響でコンテンツ自体がつまらなくなり悪循環が続く
地上波はアーカイブ性が無く、観たい番組を検索して選べないので、これは勝負がついた感じ。この先、製作費の問題で面白いドラマが少なくなるだろうしドラマ好きの僕としてはさみしいばかり。お金のある動画配信サービスが今後はドラマを制作することになるのだろうなぁ。今アマゾンプライムで配信している「A2Z(エイ・トゥ・ズィ)ここ!」なんか深田恭子さんや田中圭さんなど主役級を集めて勢いあるもの。テレビ局と違って制作費があるということだよ