雑感

雑誌ライターの将来性は?

僕は雑誌の撮影がメインで、新聞社時代と比べると作法に違いを感じる

雑誌の取材では、

「編集者」「ライター」「カメラマン」

の3名セットがキホン

「編集者」は出版社の社員で現場監督みたいなもの
残りは呼ばれた職人さんみたいな感じ

たとえば政治家など大物だと「編集長」が同行することも
自社の出版本に関係する取材なら「出版担当」も同席する

この流れって何十年も前から続いていると思う

取材相手を5名の担当が囲むのは大げさでしょ

「それだけ重要な取材なのですよ!」

というアピールもあるだろうなぁ

新聞社時代はキホン、「記者」「カメラマン」の2名という小編成が多かった。ただ「経済」「政治」「科学」に関しては記者がもうひとり来ることがある。特に「経済」の社長インタビューなどは、多分広告の関係などもあり、社長をヨイショしながら取材していたのだと思う。僕なんて「今日は社長のために一番腕の立つカメラマンを連れてきました」と紹介されることも

出版社は僕のようなフリーランスに撮影依頼することが多い。自社でカメラマンを抱えている場合もあるけど、これがビミョー。ハズレカメラマンを雇うとすべての誌面でヘタな写真が続くことになる。お気に入りのフリーランスを好む編集者の気持ちも分かるね

出版不況と言われ、ライターやカメラマンのギャラが安くなっている。ページ単価という慣例があって、中堅の雑誌ならライター、カメラマンとも1ページで1万5千円くらい。ライターは4ページの原稿なら多分6万円くらいもらえると思う。月に20ページ書くのは大変だけど、それでなんとか生活できる感じかな。そのかわりWeb媒体の仕事なども増えているので数をこなすのが正解かも。カメラマンも状況は同じだけど、撮影はライターと違って機材費もかかるのでつらい

大きな流れでライターは仕事が減ると思う。そのうち取材内容を録音するだけで、完璧にまとめあげた原稿をAIが書いてくれるだろうね。ニンゲンは出来上がった原稿をチェックするだけだ。それは10年というレベルではなく、5年よりも短いと思う

最後に

「雑誌ライターの将来性は?」

と話題のAI、ChatGPTに聞いてみたら

「単純な文章生成ならAIが行うが、人間が書くことでより深みや魅力が生まれます」

と返ってきた。なんとニンゲンを忖度(そんたく)する無難な回答だ。AIの奥深さに不安が加速した

 

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