新聞報道から出版界にフィールドを移した僕だけど、いろいろ勉強することが山積みだ。新聞は部数減少傾向が続くが、長年購読してくれる読者が一定数いてくれて比較的安定している。でも販売局の人に聞くと、何もしないと確実に毎月何万部だか減るらしく、拡販が大変だ。それでも在籍していた会社は、僕らに拡販を押し付けてこなかったから良かったなぁ
3月22日、有楽町駅前を通ると、何千人レベルの人だかり。ツィーターで調べると、野球WBCで優勝した日本チームの「号外」が配られるそうだ。ただし配り始めると一瞬で蒸発。たぶん1万部も配っていないだろう。無料の記念号外は人気あるけど、有料の新聞だと購読してくれない。何だかなぁ、でも号外に関しては記事下に広告が入るので、それで経費をまかなっているそうだ。「号外」から購読につながるモデルがあれば良いけど、、、PayPayフリマを見ると号外が1000円前後で売られている。それがオチだろうね

出版界でいうと、「WBC優勝記念特集号」を何社か出版すると思うけど、タイミングがポイントだなぁ。ただし優勝を見てから作業に入るのは遅すぎ、ベスト4あたりで準備する必要がある。出版の判断は難しい
そういう不確定な要素があるのが出版で波が大きいのだ。表紙に「ジャニーズの●●」が載っているだけなのにバカ売れしたりする場合もあるようだ
雑誌の研究のために「六本木蔦屋書店」によく行くけど、出版不況を感じないくらいの雑誌が並んでいる
電子書籍をメインに
通販をメインに
60代前後の女性をターゲットに
人気の専属モデルを前面に
など内容がよく練られていると思う
その中でも一番売れているのが「ハルメク」という高齢者メインの通販雑誌で購読者数はなんと50万部ほど。店頭販売はせずに年間購読がキホン。なるほどね、書店に行かずひと月500円ほどでお得な通販情報が得られるのだから元が取れる
また「ハルメク」はWebとの連携がしっかりしている。魅力ある商品を販売している小売店を探してきて、広告制作、通販まで導き掲載している。出版社の新しい領域だね。編集者中心の出版社とは毛色が違うのだろうなぁ
「ハルメク」は衣料、食品、生活雑貨、など何でも扱う。ライバルとしては大人の女性の衣類を軸にした「エクラ」(集英社)なんかも人気だ。数万円のコートなどを有名モデルがまとい掲載されているけど数千着単位で売れるみたいだ。1ページ全面の掲載で数千万円単位の売り上げがあるわけだから儲けがでるよね。もはや出版界のビジネスモデルではない
通販はいずれWeb展開に集約されると考えられているけど、「紙の掲載を見て買う」「実物を見て買う」という人は一定数いるわけで、それらをいかに取り入れるかが出版界のキモだね
