「RAWデータで撮ってください」
案件によっては指定されることもあるけど、僕はRAWデータが大嫌い。以前も言ったけど僕はキホンRAWでは撮らず、JPEG運用だ。今日は僕なりに考えるRAWとの付き合いについて語るね
報道カメラマンのメモリカードの容量って分かるかな。鬼のように撮るので256GBとかの大容量を想像した人は不正解! JPEGで撮ったデータが1日分入れば良いので今だと16GBくらいかな。必要ないので4GBをまだ使っている人もいる
僕がRAWをキライな理由は
①データの保存が大変
②現像に時間がかかる
③現像を前提にすると撮影が雑になる
なんだけど、一番の理由は③。現場で完璧に撮ればRAW現像する必要もないという考えだ。後で明るさを合わせようとか、WBをオートで撮って現像で色温度を合わせる人も多いけど、それじゃ写真がうまくならない。僕は現場でWBをプリセットし、露出は白トビぎりぎりまでヒストグラムを合わせる。とにかくトリミングだけで納品できるように撮影するのだ
でもフリーになってRAWで撮ることも実は増えている。番組宣伝の撮影などはマネージャー、ヘアメイク、クライアントさんが画像を確認するので、SサイズのJPEG+RAWで撮っている。SサイズのJPEGだけをタブレットに飛ばせば、ファイルサイズが小さいので渋滞することなく瞬時に表示される。ただ、Sサイズだと後で使えないので、後でRAWデータをLサイズに現像する。現像はカメラ本体でバシバシ行い、RAW現像ソフトは使わない
RAWで撮影するメリットは
①フォトショップの「スーパー解像度」で画素数が4倍にできる
②かなりアンダーで撮っても階調が残る
③ホワイトバランスを後から選べる
④後で補正を行いやすい
だろうなぁ。そうそう、僕は今「写真展できるかも」と思って撮り進めているテーマがある。これは画素数を上げたいのでRAWで撮っている。スーパー解像度で現像すると1億8千万画素、B0サイズでも印刷できる
1990年代後半、当時のデジカメはRAWモードでしか撮影できなかった。サムネイル画像を見ながら画像を選び、当時高価なMACを使って1枚ずつ現像していたけど、今は簡単になったものだ
RAW現像は後で作風をいろいろ調整できるのでクリエイター好みなんだけど、反面、いまの写真は「iPhoneの撮って出し」みたいなゆるい写真が流行っているので画質はあまり評価されない。ネットが中心になり、高画素を要求されないという流れもある
流れを見て、RAWを使い分けるしか無いのだけど、心配な人はファイルサイズを圧縮するRAWモードがあるので現状はそれがベストかもね