雑感

副業カメラマン

 カメラマンといえど我が子の七五三などでは、自分じゃ撮りにくいので、副業カメラマンに依頼することがある。後輩の女性カメラマンも、ハレの記念に依頼したそうだ

 便利な時代だねぇ。昔だったら言われるままにペンタックスの6×7判なんかで撮られて5-10万円ほどかかっていたと思うけど、「デジカメ+副業カメラマン」になり3万円ほどで100枚以上のカットを撮ってもらえる。しかもネットの評判を見ながら依頼できる

彼女も撮影当日、副業カメラマンとお宮の境内で「ごあいさつ」を交わして撮影が始まった。しかし真面目そうなカメラマンで期待が高まったのも一瞬だった

「う、違う、ここは日中シンクロするでしょ」
「こんな場所で撮るの?」
「撮影結果を見せてくれないので心配!」

など顔はニコニコしながらも「?」マークが連発。どうしてもカメラマン目線で、撮影の流儀を見てしまうので、イライラしながら撮られていたそうだ

後日納品データを見て絶句! お猿がiPhoneで撮ったほうがマシなレベル。ハレの日の楽しい思い出が、黒歴史に変わってしまったそうだ。これだったら三脚を使い、彼女自身で撮れば良かったと。いわゆる副業カメラマンのレベル、おそるべしと言ったところか。ネットの評判も当てにならないねぇ。写真の腕よりSNS対策に長けているということか。もちろん大半が合格点のカメラマンだろうけど

彼女は職業を明かさず、甘く見られていた感じもあるので、それも悔しかったそうだ

別の話で、知り合いの女性記者に会った時、やはり七五三で同じ思いをしたそうだ。女性記者というのは、写真を見る目がするどい。よく現場で撮影技術を自慢しまくるカメラマンがいるけど、あれは気を付けた方がよいね。クライアントは多くのカメラマンを見ているわけだから、あなたが自慢しなくても技量はわかるよ

僕自身は積極的には七五三やお宮参りの受託撮影は行っていない。ただし知り合いからプライベートで依頼される場合は喜んで撮影を行っている。先日も有名料理研究家の紹介でお宮参りを撮影した

料理研究家というのは、ものすごい数のカメラマンを見てきている。その中で僕を選んでくれ、とても光栄なことだ

カメラが良くなり、マッチングサイトが充実すると「副業カメラマン」がやたらと増えてきた。安いのになると交通費込みで1時間8000円なんていうのがある。経験を積みながらお金がもらえれば良しという感じだ。依頼する側も8000円ならあきらめもつくし、ある意味マッチングしている。予算が乏しい人は「副業カメラマン」に、本物を求める人は「本業カメラマン」に依頼する感じに着地するのかなぁ

20年前は副業が登場するなんて考えられなかった。どの業種も同じだけど、変化への対応が重要ということだね

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