紅葉の新宿御苑をライトアップで彩るイベント「NAKED紅葉の新宿御苑2023」(12月3日(日)まで)で作品撮りをした。「インスタ映え」する会場は、スマホを片手に沢山の来場者だ。スマホが高性能化して僕のように物々しくカメラを携行するのは少数民族なんだなぁ
重い機材をぶら下げながら、気軽にスマホで撮っている姿を見ると、なんだかバカらしくなってくる。でも自分のスマホでも撮り画像を比較してみると、Z8で紡ぎ出す画像とは世界が違う。小さな画面で観るだけなら違いはそんなに分からないけどね
今回はカメラを使った夜景撮影について僕なりのポイントを語るね。特に今回のようなイルミネーション系の撮影はハイテンションになり現場で「撮れている気」になってしまうので注意。楽しむだけでも十分かも知れないけど、撮り手としては家に帰ってガックリしたく無いよね
プラタナス並木のライトアップポイント1 適正露出
マニュアル露出がオススメ。ポイントは撮影した画像の明るい部分を確認して「白トビさせず色を残す」こと。明るく撮るほど色のあるところが白トビしてしまう。せっかく鮮やかなイルミネーションも真っ白になれば台無しだ。オートで撮ると画角によって露出がふらつき白トビの部分が増えることがある
露出オーバーで色が抜けている。これだと2段くらいアンダーが正解また、露出のアンダーにも注意してね。特に暗いところで画像を確認すると、瞳孔が開いてアンダーの画像でもキレイに見えてしまう。明るい部屋で再度確認すると「あれ?全部アンダーだ」なんてことも多い。とにかく「白トビしないギリギリ」が適正露出だね
こんなアンダーでも暗闇だと背面液晶でキレイに見えるポイント2 シャッター速度
本番撮影する前に、手持ちで撮りブレないシャッター速度を見きわめようね。ブレ防止が効いていることもあり今回僕は15分の1秒くらいで撮ることにした。三脚を使ってスローシャッターで撮る手もあるけど、紅葉や水面が風でブレてしまうので、15分の1秒くらいが適正だね。ISO感度を上げればもっと高速で切れるけど、ノイズが増えてしまう。15年前にニコンD3が発売され、手持ちで夜景が撮れることで驚いたけど、いまや当たり前。隔世の感があるねぇ
ポイント3 ホワイトバランス
イルミネーションのホワイトバランスはカメラが苦手とするところ。撮るコマごとに色味が違ったりしてカメラが迷っている様子がわかる。そんな時はRAWで撮って、後からWBを選ぶのが正解。カメラが賢くなっても、「冬なので青っぽい方が良い!」なんてカメラは分からないものね。そのうちカメラにAIが実装されて、撮影者に合わせて色味を忖度するかも
特にこういう図柄はWBがふらつくので対応が必要ポイント4 拡大して画像確認
撮影した画像をその場で確認しよう。良い画角の写真でピントが外れていたり、ブレていたりする場合、可能なら再撮影だ。ちょっと戻って撮り直せるのに手を抜いてしまうことは多い。写真って手を抜かないことが大事だね
ポイント5 懐中電灯
暗い場所ではカメラのボタンが見えない。スマホのLEDで照らすこともできるけど、やっぱり小型の懐中電灯があれば便利。暗くて気づかず機材を置き忘れたりにも注意!
ニコンZ8はボタンが光るので便利!夜景撮影はいろいろ所作があるわけだけど、上達の秘訣は「行ってみること」。今回は急に思い立って行ったので実現しなかったけど、女性のモデルさんをキャストして撮っても面白いね。ストロボを使った夜景撮影は難しいけど絶対おもしろい画が撮れる