第一線で活躍する先輩カメラマンから、海外出張の前によく歯の検診に行く話を聞いたことがある。トリノ五輪の時だったけど1ヶ月以上の海外出張の途中で前歯が抜けてしまった他社の先輩がいた。そんなに痛みは無かったみたいだけど、最後まで結構間抜けヅラで写真を撮っていた。そうならないために歯の検診なのだ

言われるまでもなく、歯は大切だと思うけどトラブルが無い限りほったらかしになってしまう。僕もその一人だ。先日、以前に治療した奥歯のかぶせものが外れ、気持ち悪いので事務所の近くの歯医者に行った。そこは勤務医が5名の設備の整った古くからある歯科医院だ。都心にあるので、維持費がかかるのか、詰め物ひとつにしても、やたらセラミックなどコストのかかる自費診療を紹介される。歯を1本治すのに高いと10万円くらいかかるのはツラい
自費診療を選んでもらえば利益率が高いらしく、しかも詰め物が割れたりするトラブルも少ないので都合が良いというわけだ。悩むところだけど、以前セラミックを入れても結局割れてしまったことがあったので、今回は保険診療を選択した。これだと数千円で治療ができる
ここからが本題!歯の治療中に説明があり、知らなかったけど2020年からCAD/CAM冠(キャドキャム冠)といって、白い詰め物が保険で段階的にできるようになったとのこと。これは歯の治療で大きな革命だ。最初は前歯から適用され、最近親知らずを除く全ての歯が適用となった

昔だったら今回治療した奥歯は、保険治療だと銀をつめるしか無かった。CAD/CAM冠はセラミックとプラスチックの混合物で、セラミックほど強くないけど、実際の歯と同じくらいの強度なので、逆に、こすれ合う歯を傷つけなくて済むメリットもあるそうだ
CAD/CAM冠は歯型をスキャンしてコンピューターが詰め物を削り出してくれる。そうすることで安く作れるようになったので保険適用になったのだろう
芸能人をよく撮影する僕だけど、奥歯をふくめ歯がきれいな人が多い。某年配の女優さんなんかは、だいぶ前に300万円くらいかけて、すべての歯をセラミックにしたそうだ。最近は売れない芸人でも歯がキレイなのはCAD/CAM冠のおかげだと思う。事務所は「歯をきれいに」と言うだけで、お金は出してくれないので

歯医者としては儲かる自費診療が減るので喜べない状況だ。ただ、コンビニよりも数が多いと言われている歯科医院なので、柔軟に対応しないと生き残れないだろうね。そういう意味で患者さんの声を聞いてくれる歯医者さんは増えたと思う
歯医者って行く気がしないけど、今後はCAD/CAM冠で歯がキレイになると思うと通う気がする。僕は芸能人じゃないので白い歯の必要は無いかも知れないけど、それは日本人の考えらしいね。欧州じゃ歯が汚いと、お金がない人と見られて信用度が下がると聞いたことがある。いまさら僕が信用度を気にしても仕方ないけど、安くで白い歯にできるなら制度を使ったほうが得だ。それって貧乏人の考えだったりして
ごめんなさいソニーさん
以前、今度発売される「SONY α9 Ⅲ」について、否定的な意見を書いた。「高感度ノイズが多そう」「他社製ストロボだとシンクロが速くできない」などの問題点が気になったからだ。ただいろんな関係筋からの情報によると高感度ノイズは極めて少なく、シンクロ問題も機材によっては高速で同調するようだ。評価は悪くない。さすがソニーといったところ。まあ、グチじゃないけど、ソニーのプロモーションも今回に限り悪かった気がするね、購入するプロは多いだろうから、ゴルフや野球などでローリング現象のない写真がたくさん世の中に出てくるだろう。完全にニコンZ9を頭一つ分抜きん出た感じかな