写真

料理撮影(前編)

料理撮影はけっこう難しいけど、それを簡単にする方法がある。「最新のスマホで撮ること」これに尽きると思う。僕は1年ほど前にSONYの Xperia 10 IVを買い、不満の無いレベルできれいに撮れている

先日、料理研究家のスタジオに行ったら、先生や関係者がiPhoneで料理をきれいに撮影していた。FacebookにUPするくらいなら十分だ。カメラで撮るとパソコンでの投稿が面倒という理由もある。でも最近のiPhoneはカメラ性能を重視するあまりレンズが出っ張ってしまい、とても美しいとは言えないね。どうしたApple!、シンプルなデザインにこだわる会社なのに、スマホがどんどん無骨になってゆく

iPhone15

主力のiPhoneは新製品を出してもコモディティ化の流れで売れないという。確かにそうだよね。最新のiPhone15でも、外装がチタンになったとか、接続端子がUSB-Cになったとかあるけど、それが理由で買い替える必要はない。なのでデザインを犠牲にしても、ユーザーの声が大きい「カメラの高性能化」に走るのも仕方ないか。「15万円のカメラ」として割り切って撮影に使えば高くない買い物だ。オマケでスマホも使えるしねw

同じ料理を同じ位置から、スマホとデジタル一眼で撮り比べるとしよう。新聞や雑誌、Webに掲載するくらいならほとんど違いがわからないだろう。むしろ場所に制限のある撮影だと、狭いところに入り込めるスマホのほうが便利だと言えるね。デカい三脚に、デカいカメラを付けて撮るスタイルは「仕事してます」アピールには良いけれどね

昔のスマホは構造上、背景ボケができなかったので「やっぱりデジタル一眼」というプロも多かった。これも解決され、むしろ撮影後にボケ具合をスマホで調整できたりする。いよいよプロの出番がなくなる

料理撮影では、カメラに関係なく、プロとアマの違いが出るのは間違いなくライティングだろうね。例えば、窓のレース越しで撮ればとてもキレイに撮れる。アマチュアでもとてもキレイな料理写真をインスタにアップしているのを見かける。ただ「レースのカーテン越し」をイチオシするなんちゃって写真家もいるけど、そうじゃないのだなぁ

晴れていりゃ良いけど、雨の日や夜の撮影だったらどうするのだろうね。無理やり晴れている日にリスケジュールするのかなぁ? 仮にそうしても、実は光の角度(主に高さ)は料理ごとにことなるので駄目なんだ

そんなこともあり、僕はレース越しに料理撮影をしたことがない。写真は僕の料理の撮影風景。レースの代わりに半透明のルーセントといわれるレフ板を料理を上から挟み込む感じに立てる。奥にストロボを立てて、ルーセント越しで料理に光を当てる

図解するとこんな感じ

当てる角度や距離が重要で、割と立体感のある料理はストロボを高めにセットし影を少なめにする。立体感の少ないスープなどは逆にストロボを低くして陰影をつける

料理に合わせた個別ライティングなので、太陽の位置が変えられないレース越しは考えられないのだ

そんな理由で、料理専門のカメラマンなどは車で大量の機材を持ち込み、広い場所での撮影が必須となる。でもそれじゃクライアントさんにも負担がかかるよね。僕は写真のようになるべくコンパクトな撮影を心がけている。悪い条件でもしっかり撮るのがプロというものだ

こうやってキレイに撮っても、見る人に感じる力が無いと料理撮影は評価をもらえない。逆に写真の良否がわかる方から仕事の依頼があるので、撮りに行ってほめられることは多いね。おかげさまで

来週はくわしい料理撮影について語っちゃうね。期待しててね

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