2023年11月のオープンから半年が過ぎた「麻布台ヒルズ」。64階建て330mの日本一のノッポのビルなどで話題性もあり、開業当初はお上りさんであふれかえった。建設事情で出店が遅れていたブランド店なども出揃い、それを機に久しぶりに訪れることにした
ネットニュースの事前情報で
「ショッピングフロアはガラガラ・・・」
「GW真っ只中にもかかわらず、麻布台ヒルズは盛況とはいえなかった。」
という原稿を目にして、それを期待して訪れると
「人が多く街として活気がある」
という反対の印象を受けた。平日に訪れたけど、催し物会場を設営する関係者やオフィスを訪れるビジネスマンなど、多くの人が行き来していた。オフィス、居住棟、ショップなどで一つの街として機能していて、「ガラガラ」というのはネットニュースのミスリードだ。興味ある方は「麻布台ヒルズ ガラガラ」とググって欲しい
確かにニュースとしては、悲惨な現状をルポするほうがネットで受けが良い。この街は休日に観光客で賑わう想定ではなく、平日の生活の場として自然と賑わう様子が本来の姿だ。「ガラガラ」ありきで取材を進めたライターにプライドはないのだろうか。GW中に訪れたというのは確信犯だね
食事が高いという話もあったけど、カレーが1380円、ざるそばが900円という店もある。ちょっと高めだけど許せる範囲だね。オフィス棟で働く人は従業員割引で食べられる店もあるみたい。高級店もあるけど、お手頃な店も多い

こう考えると、街をデザインした「森ビル」は抜け目ないなぁと思う。スーパーや学校、病院施設、ショップ、スポーツクラブなどが充実し、お金さえ出せば最高の生活が手に入る。居住棟は90平米で家賃が100万円ほどで、下級臣民の僕には高いけど、NYやロンドンと比べると割安だ。それでも年収3000万円くらい無いと住めない街なので、上位0.3%ほどに入らないとダメということだ
これも「港区」という立地がポイントで、港区民の17%が年収3000万円以上らしい。その年収があれば、百貨店なみに高いスーパーでも問題ない。多分値札も見ないで買う人が多いのだろうなぁ
森ビルの街づくりには、賛否両論あるけど、今回は約300名の土地所有者との交渉に30年を要したというから、それを進める企業に体力がないとできない。そうでしょ。大卒で入社した社員が担当し、役職についた50代で竣工させるのだもの。体力ある「森ビル」にしか演じきれない壮大な物語だね
報道現場はその場しのぎで取材することが多く、しかもネットはPV数が全てのところもある。そういう結果ありきの視点で、勝手に語られちゃ森ビルさんも困るね。しかも、森ビル関係者の取材はなく、一人称で感想がつづられている。そんな原稿を配信しちゃだめだ。これじゃX(旧Twitter)のつぶやきと変わらないね