羽田空港を海側から眺める観光船が就航している。船からの眺望は新鮮でお勧めだ。食事を取りながら優雅に楽しむツアーもあるけど、僕は写真を撮りたいので、窓越しじゃなく、しかもフォトジェニックなポイントに連れて行ってくれるツアーを利用する
以前、ググった結果「サンタバルカ号」という船を見つけ、2度参加した。この船は横浜港の大さん橋近くから出港し、かなりの速度で羽田空港沖に到着する。それもそのはず、羽田空港のD滑走路建設のための作業員をこの船で高速輸送していたらしい。D滑走路完成後に格安で払い下げてもらい利用しているという。なるほど速いはずだ。D滑走路とは空港南端の洋上に建設され、海からアクセスしたほうが便利なのだろうね
小回りのきいた18トンの小さな船なので写真撮影には最高だ。例えば夕日のシーンで航空機がうまく重なる場所でビミョウに位置調整してくれる(写真)。普通のツアーだと決められたコースを巡るだけだけど、このサンタバルカ号はモデルに対して撮影者が動くような感じだ
ライフジャケットをつけているけど海没が怖い
ビミョウな位置に船が動いてくれるいろんなカメラマンの意見を聞くうちに船長も心得たようで、天候や波高の具合を見極めて、その都度撮影ポイントの提案がある
料金は2時間ほどの巡航で5000円ほど、船長と操縦士しかいないので安くできるのだろうなぁ
ということで今年もツアーを予約することにした
「??予約のホームページがない!」 ググってみると、
「横浜港沖で観光船が防波堤に衝突 乗客ら10人が負傷 クルーズの帰港中」
という過去のネットニュースが飛び込んできた。今年の1月25日に横浜港の防波堤にぶつかり、けが人が出て運行を休止しているらしい。サンタバルカ号ファンは多く、再開を望む声は多いけど、知床の観光船沈没事故を思い出してしまうものね。船の修理や国土交通省の再開許可を考えるとハードルは高いなぁ
こういうツアーは小回りがきくとリスクは増える傾向にあるので難しいところだ。確かに僕も冬の海は避け、初夏から秋口にかけて参加するようにしている。海没は怖いからね。けれど別の船だとフォトジェニクな羽田空港は撮れないだろうし、僕としてはサンタバルカ号しか考えられない
カメラマンって良い写真を撮るためにリスクを増やす傾向にある。アマチュアを見ていると「こんな危ない場所から撮るの」と思うことがあるけど、分かる気もする。ファインダー越しに、被写体を見ているとリスクなんて忘れるものね。そこで生きがいを感じるか、グッとガマンするかは難しいね。僕はなるべく無理はしない。サンタバルカ号乗船くらいがリスクの限界だなぁ
