キタ~、キヤノンから待望のフラグシップ機「EOS R1」が発表された
以前、関係者から
「グローバルシャッターの技術を温めているので少し遅れます」
と聞いたけど、フタを開けてみると、従来のローリングシャッター方式のセンサーなので拍子抜けした。待たされたあげく冷めたピザが出てきた感じだ。AFなどでかなりブラッシュアップはされているけど、革新的な技術は僕には感じられないのだ
それでもR1の価格はなんと108万円、特殊なカメラを除きフラグシップ機としては初めての100万円超えとなった。ドル建ての価格設定なので円安は逆風、日本人にはとても高く思える。2021年末にニコンからZ9が発売され、僕は60万円でも高いと思いながら買った。それと比べてもR1の108万円は限度を超えている
R1を買って、償却できる商業カメラマンはひと握りじゃないかな。よく七五三で見かけるカメラマンはせいぜい30万円くらいのデジタル一眼を使っているよね。それくらいじゃないと回収できないということだ。R1はオリンピックで撮影するトッププロ、たとえば報道系のいわゆる「社カメ」などがターゲットだろう
広告系の一部で羽振りの良いカメラマンはいるけど、2400万画素しかないので買わないだろうね。それなら4500万画素のR5mark2を選ぶ人が多いだろう。それでも65万円もするけどね
カメラの価格が許容できないほど高くなっている。撮影したデータを比較してボディが20万円でも100万円でも違いはほどんど分からないのにね。少なくとも風景を撮るようなアマチュアの写真愛好家にとっては、AF性能などもあまり関係ないので高くても20-30万円のボディで十分だと思う
80年代にオーディオブームがあり、メーカーの勘違いでどんどん高額機を発売してユーザーが脱落していったことがある。今のカメラ業界は同じ道をたどっているような気がする。10万円以下はスマホのカメラに任せるとして、20万円前後のフルサイズ機が狙い目だと思うけど
高額なカメラはライカに任せておいて、日本のメーカーは現実的な販売価格の枠の中で作って欲しい。このままじゃオーディオブームのような終えんを迎え、撮影はスマホで済ませる人が加速してしまう。お金持ちをターゲットにした戦略も考えられるが、写真愛好家の減少はさけるべき。日本を中心としたすばらしい写真文化を衰退させたくない