雑感

年金事情

僕は個人事業主なので、国民年金に加入している。あと数年間、月に約1万7千円を払い込めば、満額の月額6万8千円(令和6年度)を受給できる

「年金は納付しない」「そのお金を自分で貯蓄する」という若者が増えているらしい。確かに、少子高齢化、労働人口の減少などで、年金の将来が危ぶまれている

国民年金を払い込まない人が約30%もいるとのこと。実際にどうなのか加入が得なのか国民年金で考えてみた

結果は

「払い込んだほうが得」

ということ。満額受給できる40年加入で計算すると

払込総額
16,980円/月 ✕ 12ヶ月 ✕ 40年 = 815万円

受給総額(65歳から20年受給想定)
68,000円/月 ✕ 12ヶ月 ✕ 20年 =1632万円

なんと計算上は払い込んだ約2倍の年金を受給できるのだ。さらに保険的な要素があり、亡くなったり障害者になった場合は条件によるけど月額10万円ほどが支給される

なぜ?と思うかも知れないけど、からくりは簡単。支給される年金の半分近くは税金で補填されているからだ。本来なら5万円しかもらえない年金を国が5万円補填して10万円が支給されているような計算だ

なんでここまでして税金を投入するか分かるかな?後は僕の考えだけど、生活保護との関係が大きいのかなぁ。現在、高齢者の生活保護は約90万世帯あるとされている。実は国民年金を満額受給するよりも、生活保護を受けたほうが収入が高く、さらに医療費が無料になったりする。もし国民年金が税金で補填されず今の半額の支給になれば、生活保護が激増すると思う。政治的な判断もあり、生活できるギリギリの額を年金支給している感じがする

よく街頭インタビューで「もっと年金を増やして欲しい」という声を聞くけど、虫の良い話だと思う。たったの月々1万7千円だよ。それで老後が安泰なんて無理な話だ。足りない人は年金の上乗せ制度の「国民年金基金」とかの優遇策があるのに

究極は年金を払い込まず、老後は生活保護というパターンだけど、それもねぇ。僕としては多少大変でも、国民年金だけは払い込むことをオススメします。65歳満期の生命保険だと考えると安いと思うけど

僕のようなフリーカメラマンの年金事情はビミョウだ。若いカメラマンには国民年金、退職金として積立ができる「中小企業積立共済」などを僕は勧めているけど、耳を傾けてくれる人は少ない。なぜなら若いカメラマンは仕事を回すのが大変で、年金や退職金にまで気が回らないものね。ただそれだと体力が落ちてきた頃にカメラマンとして行き詰まってしまう。そういう時、年金収入のあるカメラマンは、体力を温存しながら好きな仕事だけに集中することもできる。またカメラマンの集大成として写真展ばかり開催している人もいる。カメラマン人生の長さって意外と年金事情が関係しているのだ

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