誰でも写真には若く写りたいもの、そのためにはいろんな注意点がある。今回は女性を中心に若く撮るコツを説明しよう。心がけ次第では、10歳くらい見た目の年齢が違ってくる
1)高い位置から撮ろう
数十人くらいの記念写真を撮る場合、なるべく高い位置から撮るようにしている。階段や脚立を利用しても良いので、真横よりも上の位置からが良い。僕がここでよく使うネタが
「上から撮ると5歳若く撮れますよ」
というもの。上から撮ると重力でシワが引っ張られ若く撮れるのだ。言った瞬間にみんなの表情も良くなる。一人のポートレートなどでは、床面に寝っ転がってもらい、上から撮ればさらに10歳くらい若く撮れることもある。補足すると、女性の真上からの撮影は機材の落下、ホコリが目に入るなどの事故につながるので、少し横から撮ろう。どうしても上から撮りたい場合、僕らは斜めにした床に寝てもらい、床の法線上の遠くから撮る。国宝などの撮影ではよく使う危険防止の撮影方法だ
2)影を少なめに
よく女性の撮影を行う時に
「太っているので影っぽく撮って」
と言われることがある。一応指示に従って硬い光で影を付けるものの、ほとんどがうまく行かない。細くは見えないし、シワが強調され老いて見えるのだ。その時は一応テザー画像を見せて、影の少ない左右からのやさしい光に変えることが多い。するとシワが少なくなり、肌は健康的になり若く写る。大女優などはそれがよく分かっていて、1メートル80センチの大きな傘を使って撮影すると、とても喜んでくれたりする。ポイントとしては顔が白飛びしないギリギリまで明るい光にすることだ
顔のシワも重要だけど、女性は年齢とともに、首元が痩せてきて、くぼみが目立つようになる。そこもポイントでなるべく陰影が出ないようにする
3)髪をキラキラに
背後からストロボ光を当てて、髪をキラキラにすれば女性は若く見える。キューティクルが多いと言うのかな?10代の女性は光を当てなくてもキラキラしていて撮りながら「若いなぁ」と思うことがある。不思議と20代後半になると、キラキラ具合に変化がでてくる。仕方がないけど歳を重ねると輝きが衰えてくるので、強めにストロボ光を当てることが多い。カメラマンって髪のキラキラにこだわる人と、お構いなく撮る人に分かれるけど、若く見せたいなら前者の方が良いと思う
4)笑顔で
絶対に笑顔は若く見られるのでオススメ。女性を撮っていて10人にひとりくらいは、笑顔が作れない人がいる。モデルさんに聞くと「口角を上げるだけ」らしいので鏡に向かって「イー」とすれば練習できるのでオススメだ。笑顔が作れない女性の場合は、カメラの横で関係者を立たせて世間話をしてもらうこともある。思わず良い自然の笑顔が撮れることもある
5)手に注意
手の甲に年齢が出ることが多い。いくら完璧にメイクしていても、手の甲はほとんどが自然のままだ。年齢と共に肉付きが悪くなり血管が浮き出て、年相応の変化を見せる。そこで撮影の時は手の甲を見せないポーズを僕は要求する。また見える状態でも心臓よりも高い位置に手をやれば浮き出た血管が目立たなくなる
以上のようなことに留意すれば、トータルで10歳は若く見えるんじゃないかな。特にSNSで写真投稿するような人にはオススメ。若く写って「いいね」欲しいものね