雑感

オールドメディアの終焉

「やっぱり出るかぁ!」

11日、国民民主党の玉木代表の女性問題が、週刊誌「FLASH」ウェブ版で報じられた。この日は首班指名選挙で自民党の石破茂総裁が内閣総理大臣に選出された日。「103万円の壁」撤廃に向け尽力する玉木代表を、税収減に恐れを抱く財務省がおとしいれたとも言われている。増税路線の石破氏が首相に選出され玉木代表が失脚すれば、増税大好きの財務省には都合良いものね。物語としては面白いけど、この絶妙なタイミングはできすぎている

これまでだと「玉木代表終了」となるはずが、明らかに流れが変わった。玉木代表は「おおむね事実」と認めたけどネット民の反応は好意的で「不道徳であっても政治家として国民生活を豊かにして欲しい」「玉木も人間だったのね」などが多かった

そうだよね。僕らとしては国民生活が向上すれば良いだけで、不倫に鉄槌を下せるのは奥さんだけだ

従来だと新聞やテレビなどのオールドメディアが玉木代表に集中砲火を浴びせるのが定石。そうしないと各社は取材の拠点となる省庁の記者クラブにも所属できないので参戦するしかないのだ。でもそういうバイアスのかかった報道を信じる人が減ってきているのは確か。僕だったらすぐにXでトレンド入りしているツイートを読むか、YouTubeのショート動画を見るかして調べる。そう、オールドメディアがどう報道しても僕らには関係のないことなのだ

アメリカ大統領も酷かったなぁ。各社横並びで民主党のハリス氏を応援。直前の賭け市場ではトランプの勝率がブロックチェーンベースの予測市場「ポリマーケット」では57%と出ていたのに、開票前は「僅差の接戦」という報道が多く、選挙後は「トランプ勝利は番狂わせ」だものなぁ。オールドメディアにどのような圧力がかかったのか分からないが

ようするに新聞や地上波から情報を得る人が減り、SNSなどを駆使する人が増えたということだ。今回の玉木代表の報道だって紙媒体じゃなくウェブ版だものね。これなら発売日に関係なくピンポイントで攻撃できる。高齢者に届かないという意見もあるがスマホを持つ高齢者が普通になってきた。地上波が面白くないので意外とYouTubeをスマホで観る高齢者が多いと聞く

スマホの無い世界ではオールドメディアによる報道も影響力があったが時代は変わった。SNSで民意がわかるようになったのだ。その傾向は選挙戦で顕著に現れ、前回の都知事選で石丸氏が得票数2位を獲得したのも明らかにSNS戦略の有効性を物語っている

1990年代、早朝に新聞配達員が玄関扉の受け口に新聞を差し込むと、そのまま「スーッ」と新聞が引き込まれたという話を聞いたことがある。配達員のバイクの音で玄関に待機して勇んで新聞を受け取る高齢者だ。そういうインターネットが無い時代は優位性もあったオールドメディアだが選挙という結果の出るイベントにおいて影響力の低下が現れる。SNSだけで当選する議員が出る日も遠くないだろう

だからと言って今のオールドメディアが消え去るかといえば、そうは思えない。伝統ある地歩を固めた社も多く、新しい情報発信源として生き残っていくと思う。僕が新聞社に入社したころは、インターネットなどが亜流で「ニューメディア」と言われていた。まさか立場が逆転して「オールドメディア」と言われるなんて誰も考えていなかっただろうね

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA