前にも少し書いたけど、大学時代から毎年休まず確定申告をしている。ここ10年くらいは国税庁のHPで入力して申告していたけど、前回から「弥生」という会計ソフトを使ってオンラインによる電子申告にした。個人事業主になり計算が大変で「1年間無料お試し」というのに釣られて使い始めたけど、減価償却費など過去のデータを継続するには使い続けるしかないのだ。年間1万円の利用料は中止できないサブスクみたいなものだ。会社員時代の確定申告は簡単だけど、個人事業主は会社の申告を確定してから改めて個人の申告を計算するので大変なんだな
また確定申告に詳しいつもりの僕でも分からないことが出てくる。昔は税務署へ質問に行ったものだけど、「弥生」を使いだしてからは、対話形式で入力すれば申告できる。また行き詰まっても最近ではAIに聞けば教えてくれる。よく10年後になくなる職業で税理士が挙げられるが、確かに需要は減るばかりだろうね。「弥生」は決められたルールでお金の流れを打ち込むだけ。さらに数年も経てばAIが常駐税理士のように寄り添ってくれて気がつけば確定申告が終わってしまう時代が来るだろう
周りにカメラマンを目指している人が結構いて、そういう人は撮影技術を勉強するのも大事だけど、確定申告に関するテクニックも覚えたほうが良い。例えば僕のように定年退職後にカメラマンになる人は、翌年の確定申告はかなり重要だ。僕の場合はカメラやレンズの購入費を「開業準備金」で計上できた。例えば機材購入などに300万円かかり、税率が20%だったら約60万円の還付を受けられる。この「開業準備金」は5年位前の領収書でもOKなので、すごく開業する人を応援してくれる制度なのだ
その他、個人事業主は税制面で優遇されている。
「青色申告」を選び申告すると65万円の特別控除が受けられる
10万円以下の機材などは「消耗品」として経費で落とせる
30万円未満の機材は特例を使えばこれも経費で落とせる
自宅で仕事をする人は、家賃や光熱費の一部を経費で落とせる
など、枚挙にいとまがない。カメラ機材だと30万円以下のボディ、10万円以下のレンズやストロボを買うのが有利なのだ。ギリギリのラインにある機材などは少し安い新古品などを買うカメラマンもいるほどだ
確定申告は面倒に思われがちだが、しっかり理解すれば節税効果も大きい。独立を考えているカメラマンは、今のうちから少しずつ準備しておこう。ただ、独立後に節税対策ばかりしていると見かけ上の収入が減り、住宅ローンを組めなくなったり、賃貸の審査が通らなかったりする。そういう人は機材や車の購入を遅らせて、一時的に見かけ上の収入を増やすらしい。それも確定申告のテクニックだね