雑感

ファインダーの外で見た「麻生劇場」

10月4日(土)午後、石破さんの後継を選出する自民党総裁選が行われた。納品する画像の補正をしながら総裁選のYouTubeのライブをラジオ感覚で聴く。モニターの中で商業写真と政治ドラマが脈絡もなく交差する静かな午後だ

今回の候補者5名のうち撮影したことのある2名は、いずれも好印象なのに魑魅魍魎(ちみもうりょう)の棲む政界で最終決戦に挑んでいる

メディアの予想では、80%くらいの確率で小泉さん有利。予想通り、5名の候補者による1回目の投票で一位の高市さん、二位の小泉さんが決選投票に残った

そこで予想外の展開が発生。1回目の投票結果で小泉さんの議員票が伸びないのだ。100票前後という予想が多かったけど実際は80票。出陣式に小泉さんと気脈が通じる国会議員92名が集まったとされるが、そのうちの12票はどこに行ってしまったのだろうね。個人的な「気脈」を反故にして国民目線で動いた12票だと信じたい

その流れで小泉さんは決選投票でも議員票が伸びず、党員・党友票を味方につけた高市さんが自民党総裁に選出された。15日にも臨時国会で内閣総理大臣に選出されると思われる。この結末は政界に詳しい専門家ほど当たらなかったと言われるが、前回の参院選で多くの無所属候補が当選する様子を見ていると、ネットを中心にした民意が強くなり、国会議員も無視できなくなっている

善戦した小泉さんも今後要職に起用されるだろうから、経験と実績を積んで数年後に再チャレンジという感じかな

今回の総裁選で影の功労者と言われているのが麻生太郎さん、自民党唯一の派閥、麻生派43名を引き連れて立ち回る姿はとても85歳には見えない。夏の暑い時期でも高級スーツをまとい、俊敏に歩く様子はカッコ良すぎるだろ。選挙3連敗で「石破おろし」の声が高まる中、先陣に立ち、高市政権を誕生させるまでを導くさまは「麻生劇場」そのものだ。高市さんという主役にスポットライトを照らし、国民という観客に感動を与えた麻生さんは憲政史上に名を残すだろうね

高齢の議員が気になって調べたら93歳で亡くなるまで議員であった原健三郎さんが日本の最年長記録らしいね。でも晩年の原さんは演説すら難しい状態なのに議員を続けていた。原さんの時は引退を促す意見が多かったけど麻生さんはそういう話は皆無だものね

あ、そういえば「動きが鈍い」「硬直しているように見える」などで体調不良説がささやかれていた元首相の菅義偉さん、久々に見たら「少し表情が出ている」ので安心した

カメラマンも政治家も健康が大事、その土台の上で感動を与える舞台が表現できる

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