写真

壊れたらどうしますか

「カメラが壊れたとき、どうしますか?」

多くの答えが「あきらめる」じゃないかな

大事な撮影のときでもせいぜいミラーレス1台が普通。僕だってプライベートはそんな感じだ

ただ、仕事の撮影になると景色は一変する
どんなに重くなってもメイン機、サブ機の2台が必須になる。メインが壊れてもサブで仕事を完遂させる「プロの責任」があるからだ

でも最近のカメラ機材は特にミラーレスになってから、可動部品が減り壊れないよね。僕のメイン機であるニコンZ8なんてメカニカルシャッターがないので、撮影枚数による劣化がほぼないものね。一番故障で多いのは落下による破損じゃないかな。大体レンズを付けたまま落下させるので、マウント部分が歪み10万円を超えるような重修理になる

僕は落下には気をつけており、例えば「ストラップで首からさげる」「床のカメラバッグに置く」など些細なことに配慮している。よく若手カメラマンがストラップなしで運用していたりするけど問題外。プロなら「扱いやすさや見た目」よりも「確実性」を重視すべきだろう。そういうカメラマンに限ってメイン機1台で現れたりする。撮る以前に「写真学校から出直す」レベルだ

予備機材はカメラボディだけではない、ストロボ2台、レンズ複数本、なども現場に持ち込む。要するにカメラバッグの中の何が壊れても撮影を遂行できるようになっている

故障じゃないけど予備機で助かったことがある。共同記者会見の現場でメイン機をテーブルに置いていたら見当たらない。とりあえずその場はサブ機で撮りテーブルに戻ったら「ごめんなさい」と言って他のカメラマンが僕のメイン機を差し出した。よくあることだけど、同じ機種に同じプロストラップを付けていると間違ってしまうのだ。後で確認したら僕の撮っていないコマがメイン機に数枚保存されていた

問題は機材購入の運用だ。現在メインのZ8の他にサブでもう1台Z8を買うのはもったいない。カメラマンによってはメイン機と予備機を同じもので揃える人もいるけどね。これが悩ましい

僕は新しい機種を買えばそれをメイン機にして、旧機はサブ機に回して余生を全うしてもらう。機種が異なると使いにくいものだが、もともと使い込んでいたサブ機なので問題ない。コストと使い勝手を考えるとベストの運用だと思う

そうやって予備機材の準備をすると、運ぶ物量も2倍になる。重くなるけど「心の余裕」は倍加するので仕方がないというところか

以前動画を見ていたら、海外ロケにカメラ1台、単焦点レンズ1本、予備にiPhoneという有名写真家がいた。かなりの売れっ子でその装備でもクライアントを黙らせてしまう力があるのだろうね。ドキュメンタリーなどの撮影で、物々しい機材は相手に警戒心を与えてしまうので、それも一つの最適解なのだろう。僕とは撮影の分野が違うけどね

逆にひとりで持てないほど膨大な機材で現れるカメラマンもいるけど、モノが多すぎて使いこなせずショボい写真になることも。機材量に反比例してフットワークが悪くなるのである程度の割り切りも大事だね

結局僕としては「必要最低限の予備機材」が着地点だと思う。多少撮影に問題は出ても「全く撮れない」という事態は避けたいものね

それだけ準備しても予備できないのが「カメラマン自身」

いくら前日の撮影が納得できなくも、メンタルや体力を維持し「唯一のメイン機材」として撮影を行う必要がある。カメラマンの都合でリスケになれば大変なことになるからね

だから僕は今日も壊れにくくなったカメラを2台も持ち歩く。自身が壊れないことを祈りながら

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA