雑感

舞台撮影

最近コロナの影響でめっきり減ってしまったけど、「舞台撮影」に行くことがある。劇団系、アイドル系、落語、能などジャンルはいろいろ。本番で撮ることは少なく、「ゲネプロ」と言われる、最終リハーサルでの撮影が主だ。舞台の後にインタビューに応じることもあるので撮れ高が十分なのだ

一番楽なのが落語系だろうか。大人数で出ることもなく、演目もすぐわかるので顔と名前を間違うことがない。ただし寄席はリハーサルが無いので、本番で撮るけど、お客さんから見えない後ろの席から一人を撮るので600㎜とか長めのレンズが必要になる。でも機材さえ間違えなければ楽勝だ

落語家は講談の前に個別取材することもあり、僕らと話をしていたと思ったら、10分後には普通に寄席を演じている。たぶん、話すことが生活の一部なので苦も無くできるのだろうなぁ

能や狂言の舞台は、「このシーンに意味がある」的な勘所があるけど、そもそも見ているだけじゃ、「どこまで進行したか」さえ分からない。いつも頭が真っ白になるけど、とにかく流れで全部撮ることが大事。完璧に決めのシーンが撮れたと思ったら、「シテ」「ツレ」「ワキ」など格付けに応じたフレーミングで撮れていないことなどある

超難しいのが、アイドル系の舞台。ジ●●ーズとかAK●●8などよく行くけど名前が分からないのでキャプション付けられないことがある。最初はユニットで出てくるので、大体わかるけど、その後ごじゃまぜになって演じ始めたらお手上げ状態。みんな整った顔なので区別がつきにくいのだ。そういう場合は名前の分かる画像を拡大して、

「ほくろの位置」「髪の毛の色」「アクセサリーの有無」

などをプロファイルしてそれを基に名前を割り出す作業が始まる

AK●●8の場合は、歌のタイトルが大きく写し出されるのでそれを必ず撮影、センターの女の子を中心に撮ればキャプションを間違うことはない。それにしてもAK●●8の楽曲は良いのが多いなぁ、といつも思う。元気をもらえるし、売れる理由もわかる

横浜アリーナとか武道館とか大きな会場に行くと、ゴンドラだ、せり出しだ、いろんな舞台装置があって安全の確保が大事なんだ。例えば、舞台わきからの撮影許可がでていたとする。すると急に舞台装置が脇から入ってきて、引かれそうになるようなことがある

客席にいる限りは安全なんだけど、そこから外れると、プロだけがいる世界。だれも構ってくれない。舞台の最中は装置が動いても「通ります」と声が入るわけではなく、突然「ガラガラ」とやってくる。プロは自分で安全の確保をするしかないのだ

気を付けていてもワイヤーが切れたり、奈落に落っこちて大けがをする人などもいるわけだから、舞台はキケンなのだ

最後に

舞台撮影では

露出はISO感度オートがお勧め

ということ。落語みたいに照明が一定しているならマニュアルで良いけど、フツウは目まぐるしく照明が変わるので露出はオートじゃないと撮れない。例えばF8、1/500で切りたいと思ったらISO感度の上限を3200とかにしておくと、最適なISO感度に調整される。ただし、露出はスポット測光じゃなく、全体測光で。そうすれば失敗も少ない

舞台撮影はミラーレスですか?

そういう話もあるけど、大音量の舞台だと別にレフ機でも現状全く問題ないですね。クラシックなどではミラーレスが必須ですね。ただレフ機だと撮影結果を背面液晶で見ていると、座席で目立つので、ファインダー越しに結果を見られるミラーレスがこれからの主流ですね

舞台カメラマンにはかなわない

アイドル系の舞台などに行くと、雑誌から依頼を受けているカメラマンがたくさん来ています。舞台専門のカメラマンが多く、業界のことをよく知っているので、僕らでは対等に張り合えないです。でも舞台が減って仕事も少なくなってどうしているのかなぁ?

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