道具

ニコンZ9のAFがビミョー

今年は箱根駅伝の苦行に始まり、いきなりトップギアで仕事が続いている。1月8日時点で芸能関係はまだ少ないけど、ホールで会議、ファッション、インタビュー、お店などいつも通りの仕事をニコンZ9で収めている

すべての撮影で、Z9のAFを試してみたけど、これが「最高」とはいいがたい。モードはキホン

「3Dトラッキング」+「瞳AF」

にすれば勝手に瞳を探してピントを送ってくれる。確かに便利なんだけど、ビミョーに使いづらい点も分かってきた

スポーツランナー編

2日間箱根駅伝の中継所で使ったけど、瞳AFはダメ出しの評価! 例えば、タスキの受け渡しをしているランナーの奥に正面顔のランナーがいるとする。すると正面顔の奥のランナーの瞳を追ってしまうのだ。手前のランナーが横顔だったら、奥に抜ける確率が高い

なるほど、結局AIさまはどの顔に合わせるかまで分からないんだ。すぐさま、瞳AFをOFFにして「3Dトラッキング」のみで撮影。するとうまく撮れた

以前だったら真ん中にAFポイントを置いて、日の丸構図で広めに撮っていたのだけど、「3Dトラッキング」はつかんだら離さない。うまく使ってランナーを端に配せば面白い構図が作れるよなぁ。今後の課題だね

ひとりランナーならチョー簡単にピントを送ってくれるけど、たくさんのランナーだと3Dがうまく追えないことがあった。ニコンのプレゼンだと「同じ人を追い続けます」というのだけど、やっぱり不安だなぁ。もうちょっと研究が必要だ

人物撮影編

ひとりのファッションモデルを撮る機会があった。バストアップ、全身、横顔とも問題なく瞳を追い続ける。「こりゃ楽だわ」。全身なんてレフ機だとAFのエリアが端まで無いので、のどのあたりでピントを合わせていたけど、ミラーレスは端でもピントが合うので便利

とくにZ9はシャッターによるブラックアウトが無いので、目つぶりがファインダーで確認できる

ここで問題が発生。EVFの画像がけっこう「カクカク」する。さらにAFをオンにすると、「カクカク」度がひどくなる気がする。プロのモデルさんだと、手ぶりをつけてくれるので分かった。インタビュー撮影の時は、そんなに動かないので気づかなかったけど

デモ機のEVFでは気にならなかったけど、何か違いがあるのかなぁ。今度ニコンの人に聞いてみよう

メガネの人編

僕の使い方が悪いのか、メガネの人を瞳AFで撮ると、メガネのフレームにピントが合い、瞳がビミョーにピンボケになる。メガネをしない人だとまつ毛くらいにピントが合うのでちょうど良いけど

ネット情報によると、目のあたりがくぼんだ犬などを撮ると、毛の部分にピントが合い、瞳はピンボケになるらしい。やっぱり目のどの部分に合わせるかまでAIさまは分からない気がする。今後のファームアップに期待だ

話は思い切り飛ぶけど、フォトショップを正式に習い始めたとき、

使いにくいけど『ペンタブ』を使って補正をしなさい

と教えられた。最初はマウスの方がぜったい楽だけど、2カ月も経つと『ペンタブ』が体の一部のようになって、次元の高い補正ができるようになった。同じように習い始めてマウスを離さなかった人は、補正レベルが低いままだ

それと同じことが「3Dトラッキング」+「瞳AF」でも言えるんじゃないかなぁ? レフ機の延長線上で今はスポットAFの方がうまく使えるけど、そのうち新しい使い方が勝ると思う。今、僕にとってZ9は「使いにくいカメラ」なんだけど、体の一部になると「次元の高い撮影」にたどり着けると思う。それまでガマンだ!

アマチュアにZ9を勧めますか?

高い、重い、使い方が難しいので絶対に勧めませんね。1年もすればD850の後継機としてZ9を軽くて安くした機種が出るでしょうから、それがねらい目でしょうか。60万円以上もするカメラって高すぎですよ!

いまニコンを買うとすれば

レフ機だったら完成形ともいえるD850なんだけど今更レフ機を買うのもねぇ、、、またZ9は高すぎて勧めません。ミラーレスだとZ7の中古が18万円くらいで買えるので、僕だったらそれを買います。画質もD850並みで良いですよ。というか、ミラーレスに買い替えたい人はD850を売ってZ7の中古を買うのがベストでしょう。

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