久しぶりに将棋ファンの聖地、千駄ヶ谷にある東京将棋会館に行った。仕事としては、年配の棋士が本を出すにための撮影。会った感じは僕より10歳ほど上のフツーのおじさん。まだ引退せずにがんばっているだけでスゴイ。でも引退した「ひふみん」こと加藤一二三さんは77歳まで現役だったので、ホント神様なんだなぁ
東京将棋会館僕は将棋を10回ほどしか指したことがないので盤面はほとんど分からない。でも30年ほど前にタイトル戦を取材したことがあり、すっかり将棋の「観戦ファン」になってしまった。いまも変わらないと思うけど、タイトル戦は格の高い宿を貸し切り状態にして行われる
宿としては箔がつくので、ウエルカムなんだと思う。その宿に関係者である僕も泊まったけど、20畳くらいの部屋に僕ひとり。たしか宿泊料もビジネスホテルくらいのお金しか払わなかったような
2日間のタイトル戦だったけど、取材はけっこう簡単。初日は初手と封じ手、2日目は投了と感想戦に気を付ければ良いだけだ。途中ヒマなんだけど、急展開したら困るので、対極の様子がわかる控室で本を読み待つ感じだ
控室が面白い。そこで立会人の棋士とかが、局面の分析でコマをならべている。まれに対局者が控室に入ってくることがあり、そこで分析の盤面を見られると大変なこと。そんな時はカルタ大会のごとく、盤面を一瞬でくずすこともあるそうだ。有名棋士も控室につめかけ、隣で世間話をしている。ファンからすると信じられない状況だ
すべてが「昭和」な感じがするけど、今の対局中の棋士って控室に入ってこないのだろうなぁ。それどころか「スマホで盤面を分析する」などの疑惑事件があった位だから、対局中にトイレに行くことすら気を使っているとおもう。そもそも一手指すごとにAIが評価値を出すのだから控室でプロ棋士が検討する必要もないような、、、
今の撮影は対局者の近くに「リモートカメラ」を設置して、遠くで画面を見ながら、遠隔でシャッターを切るらしい。それこそ機材にくわしいカメラマンじゃないと務まらない。昔は年配カメラマンの「ごほうび」として担当が回ってきた感じなのに
話は戻って、東京将棋会館だけど、2024年に千駄ヶ谷の駅近くの新築ビルに引っ越すとのこと。たぶん現会館に来るのもこれが最後だろう。会館内のどこを通っても、僕の好きなアニメ「3月のライオン」「りゅうおうのおしごと」とかで出てくる場所ばかりで思い入れが強い
「3月のライオン」9話で65歳の現役棋士・松永正一が転げ落ちてケガした階段引っ越しってお金がかかるだろうけど、「藤井ブーム」で将棋人口も増え、スポンサーにも困らないみたい。藤井竜王が休憩で食べたおやつが売り切れるくらいだものね。2024年に100周年を迎える将棋連盟としては「今でしょ」という感じなんだろうなぁ
