出版社に電話すると、7割くらいの確率で「テレワークで不在です」と言われる。特に僕がメインとする雑誌系は、編集会議すらZoomで済むので出社の理由を探す方が難しい。さすがに発売日前後はバタバタするので、編集長だけは出社して対応しているみたいだけど
都心の一等地にオフィスを構えるところもあって、もったいない話だ。さらにテレワークが進みオフィスを縮小する流れなのだろうな
出版業界はコスト削減で追い風になるけど、誌面校正、取材の進め方、ライターやカメラマンのキャスティングなど先輩から学ぶことが多いので、完全テレワークは難しい面もある。ただ、Web会議が一般化したように、後輩のトレーニング面でも、問題を乗り越えてゆくと思う。「先輩の技を見て盗め」なーんて非効率な学び方はなくなるだろうね
まあ、社会全体としてはテレワークが難しい業種もあるので、仕事の2-3割がテレワーク化するのかな。新卒の就職も適度にテレワークな企業に人気が集中すると思う。子育てしやすく、社員の結びつきも強い会社で働きたいものね
向かい風の業種は、大規模なオフィスやマンションを開発する大手不動産会社だろうね。都心のオフィスの空室率はコロナ前で2パーセントくらいだったものが、コロナ後の現在は6-7%くらいにまで悪化している。今後も「麻布台ヒルズ」など話題の物件がバンバン竣工するのだから、そのうちバーゲンセールが始まるかも
逆に僕の事務所の入るビルは空室率が低い。いろんな部屋があり、スペースが1畳くらいの面積しかない、いわゆる「バーチャルオフィス」的な会社が多い。テレワーク化でオフィス需要が低迷しても、都心に住所を残したい企業があるので善戦している感じかな。9階建てで1フロアに10社くらい入っているけど、人を見かけることはまれだ。たまにトイレで人に出くわすと気まずい雰囲気が漂う。僕はさすがに機材があるので3畳ほどのスペースを「リアルオフィス」として借りている。いつもいるのは僕だけ、完全にフロアの主だね
よく「事務所におうかがいします」なんて言われても、ひざを突き合わす狭さなので来られると困るのだよね。そういう時は共同会議室をキープするけど、そもそもビルに人が少ないので予約も楽勝だ
僕のような雑誌系のカメラマンはテレワークには向かないと思う。どうしても重い機材を持って都内の芸能人のいる現場まで移動するので、狭くとも近くに事務所を構えた方が便利なのだ。先日、弁護士を撮影した時、最近はすべてオンラインで済ませるので事務所はいらないと言っていた。そっか、全国をクライアントにしたいならオンライン化なのだ。可能な業種がうらやましい、、
会社員時代は、何も考えず便利な都心から現場に出ていたわけだけど、独立すると有難味が身にしみるなぁ。狭い事務所とは言え、家賃は僕が払わないといけないからね