雑感

半導体

7月に入り、グラフィックボード(以下グラボ)を手掛けるNVIDIA(エヌビディア、米国)の株価が急落した。AIを構築する上でグラボは必須で、その波に乗りこの1年だけでもNVIDIAの株価は約3倍に駆け上ったのだから調整も仕方ないと思うけど

グラボ特需はすごく、僕が毎日使っているChatGPTを構築するのにグラボが1万台も必要らしい。とにかく今はグラボの奪い合い状態。日本政府もAI支援の一環でグラボを確保しているけど、型落ちのグラボが約1000台確保できたようなレベルだ。いつもの日本らしいね

グラボ業界で独占状態のNVIDIAなんだけど、将来的にも10倍ほどの需要があると言われている。反面、株価は10年先の業績を織り込んでいるとも言われ、少しのニュースで価格が大きくぶれる状況になっている

どう考えても買われすぎだろ。現在の株価が112ドルで昨年の配当利回りは約0.03%だ。100万円分のNVIDIA株を買ったとして300円しか配当をもらえない。日本株なんて4%くらいがゴロゴロしていて4万円の配当がもらえる

そんなNVIDIAの影響を受け、日本の株価も大きく崩れている。新NISAで株を始めた人も多く、投資は長い目でとはいうけれど、いきなりマイナススタートはつらいよな。半導体株ブームに乗りアメリカ株を買う人は多いらしいけど、グラボや半導体を分かっている投資家なんて少なく、ノリで買った人が多いと思う

僕は大学の時、半導体の基礎研究を行う研究室に属していて、多少知識はあると思うけれど、それとNVIDIAの株価値予想は別。それが分かれば仕事なんてしていない

僕は半導体業界に壮大なドラマを感じる。勉強していた80年代は半導体の基礎研究なんて学生に人気がなかった。研究室を決める時に、成績の悪かった僕には選択肢が無く、仕方がなく半導体の研究室に押し込められたのだ。その研究室を卒業すると、ほとんどがメーカーなどで引き続き半導体の研究を行う。でも僕が大学を出る頃に日米半導体協定が締結され、半導体の主戦場が韓国や中国、台湾などに移ったところで、日本の半導体のシェアは長期低迷。半導体の研究者は苦しい時代が続いた

それでも最近は、円安、脱中国などの流れで日本に半導体工場やデータセンターの建設ラッシュが続き、数年後は半導体は息を吹き返しそうな感じだ。仮に僕が半導体の研究を続けていたら、多分今頃は興味のあった半導体工場の立ち上げなどの仕事を行っていたと思う。人生って脚本のないドラマだね

ChatGPTにグチられた

ChatGPTに文章の校閲を頼むと「ChatGPTを構築するのにグラボが1万台も必要らしい」に対し「ChatGPTの構築に必要なグラボの数についての情報源が不明確です」とチクリと指摘された。正式な発表はないけど、見学レベルで言われていることなのだろうなぁ

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