最近、映画の若手人気女優の●さんを続けて4回撮ったことがある。大好きな方なので、出演作品などすべて観ていて、撮影しながらその話で毎回盛り上がり、撮影のコマも喜んでもらえるけれど、何度撮影しても覚えてもらえない
いつも
からのスタートになる
カメラマンって思いを込めて、毎回ていねいに撮るわけだけど、覚えてもらえないのは、相手からするとたくさん会ったカメラマンの中のひとりだから。当たり前なのだけど、悲しい、、、、
その話を職場ですると、ナイスな答えが返ってきた
そうなんだ。「ばみ(マーク)に立って」「背筋伸ばして」、「あご引いて」「パシャ」というのは放射線技師も、カメラマンも同じで、それを有名人は毎日のようにやるわけで、いちいち僕の顔を憶えているはずもない。
よほど手際よく、素晴らしい写真が撮れたら、また事務所側から指名がかかる場合もあるが、それはフリーカメラマンの話。報道カメラマンに指名制はない
交わす会話も良くない
といっても
で表面的に交わすだけで、何も印象に残らない。かといって、
ではプライベートに踏み込むことになり、事務所からクレームが入る。よほど写真集で一緒に海外ロケに行くでもしないと印象に残らないだろう。やはり僕のような「放射線技師」では打つ手がないのだ
写真家の篠山紀信さんが撮る雑誌の表紙があるが、メリットは「篠山さんに撮ってもらえる」ということで取材依頼しやすいとのことだ。スタジオの表紙撮影なら僕でもそれなりに撮れると思うが、「篠山さん」は「篠山さん」で、僕みたいな「放射線技師」では格が違いすぎるのだ。いくら僕が表紙撮影の達人になっても追いつくことはない
よくフリーカメラマンが無理してスタジオを持ったという話を聞く。都内にはレンタルスタジオも多いので「用途に合わせて借りた方が効率的」と誰もが思うだろう。よーく聞くと、費用面以外のメリットが大きいという
自前のスタジオで撮ると「●●さんのスタジオで撮った写真」ということになり、気に入ってもらえれば次の依頼も「●●さんのスタジオ」となる。そういえば篠山さんも六本木の自前スタジオだ。同じような写真を撮ってもらうなら誰でも「篠山スタジオ」となるだろう。別格なんだよなぁ