写真

テザー撮影

「撮影画像を見せてください」

芸能人などを撮影するとマネージャーから要求されることがある

僕はメモリカードにキオクシア(東芝)のflash airを使っている。そのwifi機能を使って瞬時にiPadminiのタブレット端末に飛ばし、それを見てもらうようにしている

マックのiPadminiは7.9インチで十分なんだけど、広告業界基準だとちょっと小さいかなとも思い、12.9インチのiPadProも検討中。でも都内を電車に乗ってデカいタブレットを持ち運ぶ僕には大変! アシスタント付きで車で移動するような格の高いカメラマンじゃないと無理かなぁ

現場で画像を瞬時に見せる態勢をテザー撮影というけど、広告業界では当たり前で、それに慣れている事務所が最近では報道カメラマンにまで要求することが多いのだ

会社でテザー撮影を使いこなしているのは僕だけで、「見せてください」と言われてもなるべく見せないというカメラマンもいる。事務所によっては「見せないと取材は中止です」というところもあり、そういう場合はカメラの背面液晶で見せているようです

その「見せる見せない」の議論が職場であって、見せない派は「撮影画像の著作権がある」という理由ですが、見せる派は実際見せるメリットの方が大きいという理由になります。事務所側は「被写体の肖像権がある」という正当な理由で、9月2日に書いた「著作権、肖像権、商標権」のせめぎ合いをしているだけです

見せると「このカットはNG」とか平気で言われるのだけど、メリットって分かりますか?

テザー撮影のメリット

スタイリストが確認して、メイクの微調整などを行ってくれる

事務所側が写りを確認し、「このカメラマンで大丈夫」と思ったら何も言わなくなる

 本人が気に入ってくれたら現場雰囲気が和み、予定時間を超えいろんなカットが撮れることも

細かいミスが激減する(人やロゴの映り込み、背景とのバランス、ボケ具合など)

とにかく僕からしたらメリットしか無いのだけど、特に銀塩を若いころに経験した世代は、見せるという概念が無いので、テザー撮影には抵抗感があるみたいです

先週、大物芸能人の撮影が社内であり、非常に大がかりなので、僕がアシスタントに入りました。カメラマン2名が現場に出向くことは99.9%ないので特別です

撮影は、画像見せない派の大先輩でしたが、テザー撮影の準備を僕がしました。大先輩はシャッターを切るだけなのですが、タブレットに表示される画像が素晴らしく、関係者は大盛り上がり。最後には見た本人もノリノリで「こういうパターンはどうですか?」みたいな提案もあったくらいです

テザー撮影の利点を生かし切った撮影でしたが、これは風景写真を撮る人などにもお勧めできます。「大きな画面で確認すると写真の完成度が上がる」、ベテランのカメラマンでも気づいている人は少ないと思う

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